エクストリーム出社のことで、生活がエクストリームなことになっていたよ。

何から書いていいのかわからないのだけど、
前回の日記(八月末)あたりから最近まで、
たいへん慌ただしく、あちこち動き回っていた。

エクストリーム出社協会に、
Web・ラジオ・雑誌・新聞・テレビなどの
メディアからの問合せが大量に寄せられて、
取材を受けたり出演をしたりして、
ぼくらどうなっちゃうのって思いながら、
睡眠時間を二時間ほどにして頑張っていたのだった。
(エクストリーム出社とは、早朝から遊びまくってから、
しれっと出社するエクストリームスポーツの一種です)


きつい日は、朝四時からエクストリーム出社をするのを
同行取材として受けてから出社。昼すぎに会社を抜けて、
ラジオに出演して会社にもどる。
一時間ほど残業してから、都内で取材を受けて、
帰ったらあまやんさんとskypeで打合せをして、
翌朝は4時起きでエクストリーム出社。
なのに2時でまだお風呂に入っていない
というような感じだった。


毎晩インタビューを受け続けたので慣れてきて、
あまやんさんとの掛け合いが急によくなってきた。
しかも、朝も夜も(ラジオがあれば昼も)、
あまやんさんと会っているものだから、
日経MJの同行取材のときカメラマンさんに


「お二人は付き合ってるわけじゃないですよね」


と聞かれたほど。そのときの記事は、
9月4日の最終面の約半分を占めるほど大きく掲載された。

ここでも読めるのだけど、どうみても、
ちょっと狂ったあやしいカップルで、微笑ましい。
紙面で紹介しきれなかった写真はこちらに載っている。
「エクストリーム出社」:写真:日本経済新聞
まるで白昼夢とかマグリットの絵みたい。
もし、ぼくらが付き合っていたら、


いろんな意味でエクストリームすぎる。



ズバーン!!

ちなみに、

この前日には荒川でカヌーをした。
スカイツリーを眺めながらカヌーをするサービスがあって、
2人乗りのカヌーを2つ出した。
一方にマイナビのめぐろさん(女性)とインストラクターさん。
もうひとつに、ぼくとあまやんさんが乗った。
あまやんさんは体重100キロ。
この巨体を後ろにのせてカヌーをこぎまくったので、
カヌーから降りたとき、生まれたての鹿みたいになった。
そのときの記事はこちら。
出社前にカヌー漕いでスカイツリーを見る - "エクストリーム出社"に密着!
何回読んでもおもしろい記事。カマキリ。

九月の第一週は

「全国一斉エクストリーム出社大会」を開催。
もっともエクストリームな出社ニストを決めるのだ。
当初は九月二日のみだったのだけど、全国規模になると、
九州が大雨だったりしたので、公平を期すために、
月から金までの間に出社すればいいことにした。


参加希望者は、ラジオやWebニュースのおかげで、
どんどん増えて135チームがエントリー。
実質200人以上の人がエクストリーム出社を
キメたのではないかと思う。
毎朝誰かがエクストリーム出社をしていて、
それを見るのがとても楽しみな一週間だった。


大会中、ぼくもエクストリーム出社をキメた。
キャンプをした。金沢八景のキャンプ場からの出社。


夜はキャンプファイヤーをした。

この様子は東京新聞に取材してもらって9月6日の朝刊に載った。

またまた大きく出て、しかも駅やコンビニで売られているので、
誰かから声をかけられるのではと思った。
そうだ、声をかけられたのだった。
エクストリーム出社中にルアーフィッシィングをしていたら、
背後から「しーなねこさーん!!」という男性の声がして、
振り返ると信号待ちしているワゴン車から手を振ってくれていて、
え?え?と思いながら、手を振り返したら、


「エクストリーム出社!!」


とその人は叫び、信号が青になり、
走り去っていったのだった。すごくうれしかった。

大会の期間中に、

「大竹まこと ゴールデンラジオ」にふたたび出させていただいた。
前回は、しゃべれなかったと反省していたあまやんさんだったけど、
今回は連日のインタビュー効果や、ラジオに慣れてきたからか、
ふたりともわりとよくしゃべることができた。
それから、前の放送を聴いて声をかけてきてくれた、
柏の魚屋さんからスタジオに、マグロのお刺身が送られてきて、
それをみんなで食べたのだけど、すごくうまかった。

この写真はごるっちさんによるもの。
毎回差し入れをくださってうれしかった。


9月4日は、朝六時半から朝宴会(鍋パーティー)。
最寄駅からの始発だと間に合わないので、
大きめの京急の駅まで自転車を走らせたら、
大雨に降られてずぶ濡れになった。
エクストリーム出社の活動に共感してくれたライブ居酒屋さんが、
朝から鍋を用意してくれて、使わせてくれたのだった。
ライブ居酒屋なので、エクストリーム出社について、
あまやんさんと振り返るトークショーみたいな感じで、
ずっとしゃべって鍋をほとんど食べられなかった。
ぐつぐつ煮える鍋を囲んで、ビールで乾杯といきたいけど、
出社前なのでノンアルコールビールで乾杯。

写真はイッセイ氏が撮ってくれたもの。
会場には約30人が集まって、おもしろく盛り上がった。
朝6時半から鍋パーティー! 参加者のエクストリーム出社を6本紹介

9月6日

J-WAVEのGOLD RUSHに出た。
あまやんさんが仕事の都合で来れないので、ぼくだけ。
ひとりで出るのは初めてだったので、とても緊張して、
あらかじめしっかり予習をした。
六本木ヒルズ森タワーの33階。スタジオに入ると、
ナビゲーターのアンジャッシュの渡部さんが、
わざわざ立ち上がって深くお辞儀をして、
とても誠実な方という印象を受けた。
タブレットでサイトを見て「おもしろいなあ」
にこにこしてくださって、うれしかった。
窓からの眺めは東京タワーが近くに見えて素晴らしかった。
そのときのことがGOLD RUSHのブログに出ている。
J-WAVE 81.3 FM : GOLD RUSH エクストリーム出社!?

日曜もラジオ

「ピピッとサンデー WakuWaku Mix」に出た。
MEGUMIさんと、LiLiCoさんがナビゲーターの番組で、
予想していた通り、お姉さんたちの迫力がすごくて、
たじたじになったのだけど、LiLiCoさんのお話が、
とてもおもしろかった。日サロが仕事って。
このときのことは、こちらに出ている。
ピピッとサンデー WakuWaku Mix 9月8日 第23回放送

ラジオを終えてから、

デニーズでエクストリーム出社大会の優勝者を決める
選考会をした。あまやんさんと、トゥギャッターのyositosiさん、
そして賞金を出すことを決めてくれた会社の上司のTさん。
二時間ほどかけてようやく終わった。優勝はすんなり決まった。


先週・先々週と他にもいろんなことがあったのだけど、
はるか遠い記憶のようになっている。
で、だいぶ落ち着いた感じになっていて、
来週はラジオが3本(2本はあまやんさんが電話対応)だけ。
あと、受けた取材が記事になるので、それが楽しみ。
明日は『AERA』に掲載される。
ようやく普通の生活にもどれそうで、正直ちょっとホッとしている。
けど、少しさみしいような気もしている。


それと、しっかり心にとどめておきたいことは、
取材を受けたり出演するたびに、
記事や番組を作る人たちの誠実さに感動したことだ。
エクストリーム出社というのは、相手にとっては、
無数にある興味対象のひとつでしかないはずなのに、
ひとつひとつ、本当に丁寧に、積み上げるようにして、
コンテンツを仕上げていくのだった。作品なのだ。
そうしてもらえると、ぼくらもうれしいし、
コンテンツを作る方も素敵な作品ができて納得して、
読者や聞き手にもそれが伝わって楽しい、
という好循環になるのだとわかった。
ありがたくて、とても勉強になった。
ある現象を作る人たち、その現象を伝える人たち、
伝えられる情報を受け取る人たちが、たとえば、
「おもしろい」というエネルギーを、
自然に循環させるとうまくいくのだと思う。
どこかが不自然だったり無理したりすると、
調和がくずれてだめになるような気がしたのだった。

さあ、

これから「エクストリーム出社」はどうなっていくのか。
大会が終わって、ひとつの分岐点に来ている気がする。
それにしても、こんなにおおごとになるとは。
もともとは、


ちょっとしたギャグ


のつもりだったのに、いまではいろんな見方が出ている。
今回これだけ広がったわけをきちんと自分なりに分析して、
本質を把握して応用できるようにしておかないと、
あっという間に燃え尽きてしまうと思う。
そのうえで、たのしいと思うことを、
自由にやっていけたらと思う。
あまやんさん今後ともよろしくお願いします。