明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
昨年は何も望まなかったのがよかった気がするので、
今年も流れに任せて、風が吹いたら帆を張ろう、
みたいな気持ちで生活しようと思います。
あ、何も望まなかったと言いつつも、
テレビやラジオに出たいとか本を出したいとか
お願いはしていたのだった。で、運よく全体的に叶った。
だから、お願いはしておいた方がいい。
何かで読んだけど、お願いはしておいて、
あとは忘れたようにしておくのがコツらしい。
今年は、健康と仕事と結婚の3つをお願いした。
普通すぎるけど、普通でいい。定期的に瞑想をして、
自己批評をして客観的にいきたい。
年末年始は、おかげさまで楽しく過ごすことができた。
30日は、ののほさんと、ねむちゃん、はなちゃんとで、
神宮のアイススケート場でスケートをして遊んだ。
昼過ぎに起きてから向かったのだけどちょうどよかった。
10年以上振りにスケート靴を履いて氷の上に立ったら、
土踏まずが猛烈にいたくなった、バランスがわるくて、
ののほさんに押されて、ひっくり返りそうになったり、
はなちゃんと手をつないで、ふたりでよろよろ進んだ。
1時間もすると慣れてきて、子供の頃の感覚が戻った。
スケート靴の刃と、氷の接触するのをよく感じ取って、
なるべく垂直に立つようにすると、スイスイ進む。
前進するときの力の入れ具合も、ベクトルの向きを
意識しながら蹴りだす。次第に、頭の中から言葉が消えて、
体の感覚だけになって、かるい瞑想状態になった。
これは気持ちいいなあと、20周くらいした。
スケート場を出て、カフェでホットコーヒーを飲んで、
お話したりしてから原宿まで歩いた。ほのぼのした。
大晦日は、早稲田の穴八幡宮へ行った。3年目。
ここの一陽来復御守のご利益は絶大で、
配布期間中は長い行列ができることも多い。
古い御守を返して、列を探したら、
買える場所が改装されて買いやすくなっていたので、
すぐに買うことができた。800円。
大晦日から元旦に切り替わる0時ぴったりに、
指定された方角を向いた壁の高い位置に貼る決まり。
お参りを終えて、まいこもりすさん、
たかはしさん、わたなべさん、
yositosiさん、うえのさんと合流して
たかはしさんの家でタコ焼きを100個焼いたり、
チーズフォンデュをしたり、トマト鍋を作ったり、
ワインを開けた。どれも、うまいうまいと箸が止まらず、
これ以上無理というほど食べた。なおさんも途中参加で、
5時間ほど食べ続けた。みんなグッタリするほど食べた。
そして、こういう表情になった。
最近、タートルネックにジーンズの
ジョブズコスプレが気に入って、
いつもこの格好をしている。楽でいい。
食後にコーヒーを出していただいて、
ババ抜きで遊んで、おいとました。3匹の猫もいて、
温かくて素敵な時間だった。ありがとうございます。
大晦日の夜に目黒不動尊へ行った。
エクストリーム元旦というイベントがあって、
元旦に変わった瞬間から24時間で、
どれだけアクティブにすごせるかを競うもので、
お正月らしく七福神めぐりをしようと思っていた。
目黒不動尊の中の瀧泉寺が「山手七福神」の始点で、
ここで年明けを迎えて、七福神めぐり開始という予定。
ぼーん、ぼーんと除夜の鐘を聴きながら、
日が替わるのを待つ。と、本堂への階段から参道の人たちが、
一斉にわーっとなった。新年になったのだった。
線香の匂いや、屋台の食べ物の匂い、
境内も人の顔も鮮やかな光で輝いていて、感動的だった。
で、七福神めぐりだ。蟠竜寺、大円寺、妙円寺、瑞聖寺。
最終地点の覚林寺。達成したとき、1時半になっていた。
かなり寒くて無理をして体調を崩してもつまらないので、
氷川神社でお参りをして、増上寺へ行って、
あま酒を飲んで帰ってきた。JRも横浜市営地下鉄も、
終夜運転をしていて、午前4時でも席があらかた埋まっていて、
特別な日にわくわくする気持ちがあった。
元旦はお昼に起きて、おせちを食べた。
名古屋の伯父さんが泊まりに来ていて挨拶をする。
それから新年の恒例行事になっている、
小宮山さん主催の凧揚げに、途中から参加した。
この会は、昼に片瀬江ノ島に集合して江ノ島まで歩き、
生しらす丼で有名な「とびっちょ」という海鮮の店で昼食。
その後に江ノ島水族館の裏手の砂浜で凧揚げをして、
道路向かいのデニーズでお喋りをするというのが、
一連の流れになっている。
ぼくは、みんなが「とびっちょ」から出てきたところで、
姿を表すことにしている。11人になった。
メインイベントの凧揚げは、強風のために、
高く上がらずに、ほぼ真横の鋭い角度で凧が風を受け、
ビビビビと音を立てていた。海岸の細かい砂が飛んで、
服や髪がまんべんなく、ごわごわになった。
イッセイ氏は両足を波に濡らしてしまっていた。
そんなだったので、凧揚げはすぐに切り上げて、
デニーズに入ってパフェやコーヒーを注文して談笑。
人狼というテーブルゲームが始まって、
これが心理の絡む推理の戦いで大変おもしろかった。
5時間ほど続けていたと思う。いいお正月だった。
家に帰っても、人狼の興奮が覚めなかったのと、
コーヒーのお代わりをしすぎてカフェインで自律神経が
乱れたみたいで、ずっとそわそわした状態になって、
なかなか眠れなかった。ので、幸田文の『流れる』の入った、
現代日本文學体系を出して、少しずつ読んでいた。
これがとてもおもしろい。冬休み中に読み終えたい。