1月22日(水)
会社の同期だった友人数名と東京駅近くで飲んだ。
いろいろ為になる話を聞いた。みんな元気そうだし、
仕事もしっかりやって、貫禄が出てきている。
ぼくだけ貫禄がない。
Hさんとは数年ぶり。ラスベガス帰りらしい。
エレクトロニクス製品の展示会があったのだそうだ。
1対4の合コンをセッティングしてもらうことになって、
それだけでもこの会に来てよかったと思う。
1月24日(金)
集英社の『UOMO』という男性ファッション誌に、
エクストリーム出社の記事が出た。4ページもある。
12月にやったエクストリーム社員旅行のことや、
おのしゅうさん、なおさんの出社も取り上げられている。
へもいっ子クラブ関係の人たちの参加のおかげで、
いまのエクストリーム出社があるので、
いつも感謝をしています。ありがとうございます。
夜、小説教室。また出遅れてしまい30分の遅刻。
今回も、おもしろくて、とても勉強になった。
しかし、勉強というか、インプットはいい加減にして、
きちんとアウトプットをするようにしようと思った。
「インプット過多」「考えすぎ」と先生に言われた。
その通りだと思う。それから、書こうとするときに、
「こういうのを書いて、果たして、意味があるのだろうか」
とか、
「こういうのをぼくが書く必要があるのだろうか」
と思って、躊躇していたりもしたのだけど、
そんなこと思ってる暇があったら書けよと自分に思った。
逃避をしている。取り掛かりたくないのだ。
手を付けたら行き詰まるので、あらかじめうんざりして、
勉強と称して、読んだり考えたりして誤魔化している。
インとアウトのバランスが大切ですね。
荻窪の古本屋で買った『イトイ式コトバ論序説』を読んだ。
1992年の本。言葉を構成する言葉にならないものも含んだ
「コトバの素」というものを中心に、言葉について語られている。
「コトバの素」というのはクオリアのようなものかと思った。
ちなみに目次は次のようになっている。
コトバだらけの世界
- コトバの素からコトバはできている
- コトバにならないコトバがたくさんある
- コトバの素の集まりもコトバと呼びたい
ダジャレとナンセンス
- コトバは単体ではありえない
- 共通要素があればダジャレはできる
- ナンセンスはコトバの構造の組み替えである
コトバと人間
- 人間は思っていないことでも言える
- キモチとコトバが調和するとキモチイイ
- 「そうなんだよな」のいろいろ
感動と共振
- どんなとき、共振は起こるか
- コトバの共振にも快感がある
- 共振には善も悪もない
コトバじゃ言えないコトバがほしい
- 人はコトバの素をやりとりしている
- 表現はコトバの素の集合体である
- 詩の方法でコトバと関係したい
これを読んで、コトバとコトバの間に質感のようなものが
生まれるんじゃないかなと思ったのだった。
コトバはコトバにならないものも含めて、
例えば、見ためとか、匂いとか、雰囲気とか、
そういうものが集まっていて、何をどう配置するかで、
全体としてのコトバの印象が変わってくる。
文字と文字の組合せが文になって、文が集まって段落になって、
段落が集まって章になって、ひとつの作品になるみたいに、
いちばん小さいコトバの組合せが決まったら、
それに合う組合せが自然にあって、
それを見つけていけばいいのではと思った。
よくわかっていないけど、そういう自然な、
「流れ」があるんじゃないかと思ったのだった。
場の空気だったり、世界観だったりを成り立たせている
磁場のようなものを感じ取って、その磁場の中で、
どの位置に何を置くかを決める。きちんと調和すれば、
配置したものの間に流れが生じて、力とか質感が生まれてくる。
フレミングの法則みたいな。こういうのを本能的にできる人を
センスがあるとかいうのではないかな。どうなのかな。
また考えすぎてる。こざかしい。
1月25日(土)
午前中に美容室へ行ってSさんに髪を切ってもらう。
とてもさっぱりして、よかった。おもしろいお話も聞けた。
そのあと、欲しい本があったので、伊勢佐木町へ行った。
横浜で古本屋が多いエリアが伊勢佐木町だと書いてあったから。
イセザキモールを歩いたら、昔に比べて、なんだか、
ごちゃごちゃして、雰囲気がわるくなった感じがした。
古本屋を5つほど梯子したけど、目当てのものも、
ぐっとくるものも見つからず、タコ焼きを食べただけだった。
がっくりして帰ろうとしていたら、
Fさんからメッセージをいただいて、
桜木町で待ち合わせをして、野毛で飲むことになった。
ゆっくりお話できたらいいなと思っていたので、うれしい。
というか、女子と二人でお酒を飲めるなんて、超光栄なのです。
話が弾んで楽しく、ビール2杯とハイボール2杯を飲んで、
場所を変えて、魚とワインのうまい店でボトルを2本空けた。
飲みすぎてフラフラになって、駅でハグしてさようならした。
終盤、あまり覚えていないのだけど、
すごく励ましてくださっていた気がする。やさしい。