ディッパーダンにチダックスさんがあらわれた。

会社の昼休みには、隣の川崎ルフロン1階のフードコートにある
ディッパーダンというクレープ店へ行くことにしている。
週に4回は行っている。
毎月9の付く日(9、19、29日)はクレープの日で、
全品290円になって、その日は少し客が増える。
ちなみにぼくは、ここでクレープを食べたことはない。

何も注文せずにいるわけではなく、100円のコーヒーを飲む。
すぐ近くのスターバックスでは、ドリップコーヒーショートサイズが
税抜き290円する。こちらもたまに行く、心が疲れたときに行く。
頻繁に行くので、店員さんがぼくの顔を見るなり、
コーヒーを注ぐボタンを押す。レジに並ぶ前に。
なので、ディッパーダンにいくつもりがなく、
店先を通りすぎるだけのときでも、
ぼくを見たらコーヒーが注がれてしまわれるのではと思って、
店の前を通るときは、顔を伏せるくらいになっている。
というようなことは、以前からTwitterに書いていた。


で、今日もディッパーダンの奥の方でコーヒーを飲みながら、
本(いまは「BAKUMAN」を日に2冊のペースで読んでいて現在5巻目)を
涙ぐみながらめくっていたところ、
「しーなさん」
と呼ぶ声がして、顔を上げたらチダックスさんだった。
チダックスさんとは、去年の末に飲んだり、
さらに前の年に飲んだり、さらにその前の前の年に飲んだりした男性で、
まさかこんなところに、チダックスさんが現れるとは思わず、
なんでここにいるんですか!
と言ったところ、お仕事で川崎にきて、
前からぼくが昼休みにディッパーダンいると
書いていたから来たとのことだった。

Twitterに書いていたときから、実は誰かが来てくれるんじゃないかな
と内心期待していたので、とてもうれしかった。昼休み終了の
13時ぎりぎりまで(ディッパーダンから会社の席まで2分30秒で着ける)、
お話しした。


なんとなく、近いうちにディッパーダンで
クレープを食べてみようかと思ったが、
レジで言葉を交わさずに「100円です」という言葉と、
コーヒーが出てくるようになってしまったので、
いまさらコーヒー以外は注文できないような空気になっている。


家に帰って、恵方巻を食べて、豆を歳の数+1食べた。
恵方を向くことも、無言であることも忘れて、
雑談しながらマンガを読みながら食べてしまった。
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