本を読んだり、おどろいて腰を抜かしそうになったりした

ついこの前まで、年末やお正月の空気だったのに、
もうだれもそんなことは忘れてすごしているようです。

こういうとき、さみしくなりますね。

年中正月気分ならいいのに、なぜみんな切り替えるのか。

 

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ここにも書いたのですが、YouTubeを見る時間を減らして、
本を読むようにしている。

しかし、それでいいのかよくわからなくなっている。
おもしろいからいいのだけど。

 

『サーキット・スイッチャー』は、自動運転が普及した近未来の話。
この世界では交通事故は自動車メーカーの責任になっている。

物語は自動運転のアルゴリズムを開発した天才エンジニアが、
自分の自動運転車に閉じ込められて、誘拐されるというもの。

著者は現役のソフトウェアエンジニアということで、
描写がとてもリアルで、いかにもあり得そうなエピソードに、
IT業界で働いている人は引き込まれるはず。

サスペンス映画を見ているような、どうなるの〜? という展開に、
あと少しだけと思いながら最後まで読んで、徹夜してしまいました。
ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作で、これがデビュー作とのこと。すごい。

 

 

『階段ランナー』は、横浜の元町の辺りを舞台にした
高校生男女の青春ストーリー。これもとてもおもしろかったな。

タイトルとおり「階段」がテーマ。
チームで階段を駆け上がるタイムを競う実在のイベントがあって、
著者はそれに着想を得て書いたとのこと。

主人公男子は、母親が原因でかなり深刻な家庭環境になっていて、
グレてもしかたないような状況なのに、おっとりしているけど芯が強く、
とても好感が持てました。主人公女子も、まわりの大人たちもいい。

都内や各地の個性的な階段が紹介されるのだけど、
鎌倉の成就院の階段とか、東京タワーの階段とかは
実際にいったこともあって、階段っていいよなって思いました。

ラストは感動して泣きました。好きなんです、こういうの。
おもわず元町の百段公園(小説に出てくる)へ聖地巡礼してしまうほど。
トップの写真は、公園からの眺めです。

 

 

あ、あと、話は変わりますが、とてもびっくりして、
反省したことがあったのです。

いつも文鳥ちゃんはリビングと和室の間を往復するだけで、
キッチンの方まで飛んで行かないのですが、
その日にかぎって、キッチンの方へ飛んでいってしまったのだった。

そのとき、母がフライパンで野菜を炒め始めていたのだけど、
そのフライパンの玉ねぎとか人参の上に、
文鳥ちゃんが着地したのだった。

 

腰が抜けるかと思った。

 

それですぐ捕まえて、足とか体とかヤケドはないかと
よく確認したのだけど、とくに異常なく元気にしていたので、
ほっとしたのだけど、ほんとにびっくりして、反省しました。
料理中はケージから出してはいけないと肝に銘じました。

その日、酢豚ではなく、鶏肉を使った酢鶏というものだったのだけど、
自分から入っていくなんて……。もしかしたら、
お釈迦様の生まれ変わりなのかもしれない。ごめんね。

 

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それから、Oculus Quest 2 というVRゴーグルを買ったのだけど、
それは次回書こうと思います。これは衝撃でした。