早寝早起き。『あのとき始まったことのすべて』を読んだ。

四月一日から始業時間が早くなり、
夜は十二時に寝て、朝は七時に起きる生活になり、
なんだか調子がよくなってきた気がします。
やはり早寝早起きはするものですね。


しかし、朝の通勤ラッシュには参りました。
駅で人の群れの中をザッザッと歩いていると、
兵隊になったようなイヤな気持ちになります。
って、これが社会人八年目の人間の言うことか
と思いましたがイヤなものはイヤです。
早く一発当てて、遊んで暮らしたいものです。


今晩は新月で、月が見えない日ですが、
帰り道、九時、浅紫に牛乳を混ぜたような色の
ぼんやりとした大きな雲が浮かんでいて、
空全体がうっすら明るくて、胸がさわさわしました。
寒くなったり暑くなったりで、
神経にストレスがかかります。



それにしても、風が強い。

新月が過ぎたら、
月がだんだん大きくなってくるので、
きっと皆様の調子も向上してくることでしょう。
月の満ち欠けと、人間の精神と肉体の関係って、
関連しているのではないかと、ふと思ったのです。


月が見えなくなったら、肉体がなくなって精神だけで、
満月は、精神がなくなって肉体だけになるみたいな、
その逆かも分かりませんけど。
で、あっと思ったのは、体を表す漢字って、
部首に「肉月」が使われるじゃないですか。
だから「肉」と「月」は関係あるんだと思ったのですが、
ちょっと調べたら、単純に「肉」という字が、
崩れてシンプルになったら「月」になったかららしくて、
なんだよ、と思いました。
本当にそうなのでしょうか、
国語の先生、教えてください。



おすすめ

中村航さんの『あのとき始まったことのすべて』を
読み終わりました。すごくおもしろかったです。


あのとき始まったことのすべて

あのとき始まったことのすべて


中村航さんの作品は美しい自然法則が、
いくつも精密に組み込まれてできていると思うのです。
ぐるぐると円運動したり、重力のように恋に落ちたり、
登場人物たちが持つ運動エネルギーだったり、
熱伝導だったり、振り子だったり、電磁力だったり。
そして、それらの法則が物語を通して伝わってくると、
法則を含む宇宙全体を感じるのです。


今回の作品は、「あのとき」と「いま」を軸に、
登場人物たちの物語がパラレルにあって、
それらが時空を超えて素敵にシンクロして融合して、
とにかく読み終わった後の気持ちは最高でした。
あと、ビールとかお湯割りとか梅酒とか、
お酒が飲みたくなりました。


ぜひ。
後輩のしょうたろう君も読んでます。