Eさん送別会

入社前からお世話になった大先輩、Eさんの送別会でした。
Eさんは、僕のMMKプロジェクトにおける、
「モテ師匠」で、非常にたくさんのことを学ばせて頂きました
(仕事ではあまり関係しませんでした)。


入社面接のときに、初めてEさんにお目にかかり、
「なんかホストみたいだな」と「ちょっと阿部寛に似てる」と思い、
入社後、Eさんの写真の載った社内報を家人に見せたところ、
「カッコいい」「素敵な人がいるのね」と好評だったのですが、
それくらい、モテる人なのです。


何度かお仕事で関係したときは、質問に行くと
「それでいいよ!」とか「思うようにやれ!」とその場で即決で、
入社間もなかった僕は「この人は適当なのでは」と思いましたが、
まったくそんなことはなく精密で、後々聞くところによると、


「お前らを信用してっから!」


と、おっしゃって、感動したとともに
(別に僕のことを信用していたわけではないのですが)、
「ああ、この人は、モテる」と思いました。


Eさんが送別会で最後におっしゃっていた
「自分を見つめ直して決めた」
という言葉が、深く心に突き刺さりました。



前の日記で、

MMKを追究する僕に対して
「しーなさんは、結局、どうしたいのですか?」
と聞かれたと書きましたが、自分はどうしたいのか、
MMKに限らず、見つめ直したいです。


自分が何を望んでいるのかを、本当にきちんと知っている人は、
どれくらいいるのでしょうか。僕もですが、多くの人は、
流されてワケの分からないまま死ぬのではないかと思います。
モテたい、クルマが欲しい、家が欲しい、うまいものを食べたいとか、
表層的な欲望に、突き動かされながら走って死ぬのだ。
本質的に、自分は何をしてどうなりたいのか
それを明確にして、それ以外に余計なことはしないで、
リソースをすべて、そこに注ぎ込みたいものです。


例えば、本質的に「人を喜ばせたい」と欲求する人なら、
今やっていることが、人を喜ばすのに、
これ以上ないくらい効果的なことなのかを考えないといけない。
「世界平和」を望むなら、今やっている仕事における、
世界平和貢献度みたいなものが、どれくらいになるのか、
考えて、より効率的に世界平和に貢献する仕事に
切替えないといけない。


でも、仕事を切替えるのは、勇気の要ることですし、
本質的な欲求っつったって、アンタ、もうオトナなんだから、
青い鳥、流れに逆らわずにやっていきましょうやみたいな、
妥協をして生計を立てるのは、短期的にはよいかもしれませんが、
長期的に見たら、リスクが高いと思います。


だんだん、分からなくなってきましたが、
少し前に退職された、M先輩のブログが素敵なのです。
(勝手にリンクしてよいか分からないのでリンクしていません)
退職して世界一周中で、今、インドにいらっしゃるのです。


僕が日本で朝起きて、電車に乗り、会社に行き、
PCに向かって、暗い中弁当食べて、帰って寝る24時間と、
M先輩が、インドで過ごす24時間。
どちらが、本質的に自分を見つめ直す機会が多いかと考えると、
僕が同じような1日1日を過ごせば過ごすほど、
取り返しの付かないことをしているような気になるのです。


退職して数ヶ月間イギリスへ行ったmegさんも。
先日退職されたIさんも、Eさんも、同期のSさんも、
自分を見つめ直した結果なのでしょうか。
僕も決めないといけない。