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秋は日本酒がうまく感じる。

文学フリマまで一月しかないというのに、
まだ一枚も書けていません。どうしよう。


次書くのはこういうのにしたいというか、
こういうのをやりたいというのがあって、
街を舞台にした演劇みたいなもので、役者にはGPSが付いていて、
駅前を中心にして、それほど広くない範囲を動き回って芝居をする。


お客さんは役者の位置をスマートフォンで逐一確認しながら、
「わたしはこの人のあとを追う」とか、
「じゃあぼくはこの人を見てる」とか、
「あれ、こんなとこに誰かいるぞ」みたいにして、
自由に動き回って観劇する。
もちろんひとりですべてを見ることはできないので、
あとから一緒に観に行った人たちと情報を出し合って、
物語の全容を理解しようとしたり、または日や時間帯を改めて、
何回も観て理解しようとしたり、次はあの人を集中的に見ようとか。
舞台は街のカフェだったり、事務所の中だったり、
公園だったり、家の中だったり。下手したらお客さんが
誰も理解できずに付いてこれずに、どこかのビルの一室で、
物語のクライマックスが誰の目にも触れないまま終わったり。
役者だと思ってた人が、普通の通行人だったり。


で、そういう展開のできる物語を、
小説として書いておきたいと思ったのですが、
すごくむつかしいのです。
他にもやりたいことがいっぱいある。



会社から帰って、

晩御飯を食べてから、自室の窓を開けて線香に火をつけて、
大きな椅子にゆっくり座って、お猪口に日本酒を注いで、
一杯やると神経がゆるまって、なかなかよい気分になりました。