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自動改札機の番号こわい。

生活

自動改札機の足元にある番号が気になる。
平日の朝、何番の自動改札機を通り抜けたかで、
日中の運気がわずかに変化するような気がするから。


僕が毎日使う駅には、入口に向かって右から順に、
一から十までの自動改札機があるが、まず「四」は避ける。
縁起の悪い数字の代表と言ったら「四」だから。
九もまずい「苦しみのク」
六も避けたい。西洋では悪魔の数字かなんかだったから。
十は大丈夫に見えるけど、
「ご縁がトオざかる」と小学校の頃にN君に言われて、
僕はいまだにそれを気にしている。けど、
言ったN君はそのことを忘れている気がする。
なんてこと言ってくれたんだ、と思う。


この辺りは避けて通る。が、ラッシュ時は、
人の固まりにガードされて自由なく改札に吸い込まれ、
ああ、四だ、九だと暗い気持ちになって吐き出される。
そんなネガティブ思考、ひとつもいいことはない。
とは、わかっているのに、なんでだろう、どうしても暗くなる。


縁起がよいとされる数字もある。末広がりの八。
だけど八だって「八つ裂きにされる」と考えると、こわい。
五は「ゴリラになぐられる」と捉えると不安になる。
三は「ミを切る」。ラッキーセブンの七はどうか。
どの角度からもラッキーな輝きを放っているが、
こう考えると、もうだめ。「七人の悪魔超人」。
一は「一発でもってかれる」持ってかれてしまう、一発で。
何を?それはあなたの大切なもの。これ以上こわい数字はない。
いや、ある。ゼロだ。ゼロは、
万物の存在を土台でありながら、万物を無に帰す。


ゼロ番の改札機は見たことがない。
だから「ゼロ番改札機」という響きには、
この世には存在し得ない不気味な迫力がある。
通ったら最後、異世界に迷い込んで二度と戻れない改札、
それがゼロ番改札機なのである。