連休恒例の生放送、ホーミーのライブ。

連休恒例の生放送を始めました。


「原稿用紙一〇〇枚分、何か書き終えるまで続く放送。」
(本当に続くか分かりません)


http://www.ustream.tv/channel/shiinaneko



生放送を始めて

三〇分ほど経過した頃、
小宮山さんがチャットに参加してきて、
「しーなさん、鎌倉のライブに行きませんか?」
と言ってきました。


ちょっと待ってくださいと。
僕は今執筆に取り掛かろうとしていて、
それを放送中だということをお忘れですかと思ったのですが、
煮詰まっていてはあれなので、気分転換が必要ということで、
出かけることにしました。鎌倉は近いのです。


一八時に鎌倉駅で待ち合わせで、
その前に、ジムに行って二〇分間走って、
筋力トレーニングをしました。
朝から肉まんを二個しか食べていなかったので、
大変お腹がすきました。



一八時に

小宮山さんと合流しました。夜の鎌倉は閑散としていて、
商店街のシャッターはほとんど降りていて、
さみしい雰囲気でしたが、街に風情があって、
歩いていて気持ちがよかったです。



少し早く店に着きすぎたので、
近くを散歩して時間を潰すことになったのですが、
この近くに「キャラウェイ」という
有名なカレー屋さんがありますよ。
と小宮山さんが教えてくれたので、
そこへ行って食事することにしました。



で、これがキャラウェイのカレーライスなのですが、
すごいボリュームでした。ご飯はお茶碗に三杯分くらいあり、
カレーはビーフが細かく練りこまれていて濃厚で、
僕の大好きな味でした。完食できましたが、
久々に、これ以上ない満腹になりました。



そしてライブです。

路地を入った奥の三階にあるカフェで、
二〇人くらいのお客さんが入って満席でした。
出演者は四人。僕らの目的は、ホーミーと、
アコーディオンを合わせて演奏する人でした。


カフェの内部は暖かいオレンジ色の照明が、
白い壁にやわらかく反射して穏やかで、
足元にはストーブがあってホカホカしていました。
僕の前の席には、小学生くらいの姉妹が座っていて、
仲良く小さな声で話をしたり、相手の肩に頭を預けたりして、
その姉妹越しに歌を聞いていたら、すごくいいなあ、
平和だなあという気持ちになって、心が温かくなりました。



そして、目当てのポスポスさんの演奏が、
本当によかったです。アコーディオンのノスタルジーと、
ホーミーのファンタジーが混ざり合って、
異国の幻想的な昔話を聞いているような印象を受けました。
普通の歌声から、自然にホーミーに移行したり、
曲に合わせた様々な種類のホーミーが響いて、
すぐにこれは大変なことだと思いました。


詩は、宇宙がテーマになっているようで、
僕が日頃から考えているような宇宙と生活や生と死や、
考えても答えが出ないけど考えずにはいられない、
考えるほど苦労するけど、もっとも大切なこと、
無機的欲求について、純粋に切実に表現されていて、
呼吸のようなアコーディオンの健気な反復と、
宇宙を感じる喉の共鳴が、いろんなことを想起させて、
堪らなくなって涙が出てきました。
初めて聞きに行った知らない人の演奏で、
まさか泣くとは思いませんでした。


とても刺激的な日になりました。
小宮山さん、ありがとうございました。
僕も我が道を行こうと思いました。





行き掛けに撮影した夕日の写真です。

「どなたか僕と付き合ってみませんか」企画

昨日、こんなことを書いて、すぐに消したのでした。

最近、宇宙的な感じになって、このまま行くと、
どんどん浮世離れしていってしまいそうなので、
人間圏で地に足をつけて暮らすには、
やはり、運動や恋愛だと思ったのです。


ということで、どなたか僕と付き合ってみませんか
でも、漠然と付き合うとなると、
一体いつまで続くのか不安になってくるので、
1ヶ月間限定でどうでしょうか。
ルールは次の通りです。

・期間中は第三者に対して「私の彼氏が」とか、
「私の彼女が」とか堂々と言う。


・起こったことはブログ等に発表します。ご注意ください。


・1ヵ月で関係は解消されて、
「元カレ」とか「元カノ」とか言うようになります。

というようなことを書くと、
また、世間に怒られるのだろうか。
付き合うって、なんだろうか。


この日記を直ちに消した理由は、
恋愛的なネタになると、感情的になる人が結構いて、
こわくなったからなのですが、
でも何と言いましょうか、恋愛って




そんなたいしたものじゃない




と思うのですが、どうでしょうか。
僕は恋愛全般に、まったく興味がないというか、
理解ができないのですが、世間の関心度は、
異常に高いのです。
そこです。


『1ヶ月契約の彼氏彼女』


草食系男子とか婚活といった言葉が流行っている、
今の世相を反映した、興味を引くコンテンツになると思います。
できましたら、1年間12人続けて、どうなったかを
ノンフィクションとしてまとめたいと思います。
協力してくださる方、よろしかったらお願いします。

リアル桃鉄2009やります。

夏恒例となってしまって、
僕ら以外の人もたくさん始めたり、
桃太郎電鉄の生みの親である、さくまあきら先生の
ブログにまで少し書かれた「リアル桃鉄」ですが、
2009年もやりたいと思います。



2008年の罰ゲームの様子



2007年の罰ゲーム。僕は3年連続で負けてるのか。



本当に、肉体的にも精神的にも疲れるので
(だって負けたら上の写真みたいになるのですよ!)、
やりたくないのですが、やるしかないと思います。
開催日は、


8月29日(土)


を予定しています(変わるかもしれません)。
今のところいつものメンバーである
しーな、イガラシイッセイ氏、ちゅうかさん、雛っちさんが、
参加すると思います。あと、ゲームマスターは、
たまさんやってください。


これまでのオフ会というか、合コン的な会で、


「わたしもやりたいんです」


と、社交辞令でも言ってくださった方が、
結構いたと思うので、ぜひこの機会にご参加ください。


おそらく関東近郊のオーソドックスな路線図で、
朝から晩までやって、終わったら一箇所に集まって、
打ち上げをすると思います。


その前に、いつも細かいルールや、カード案、
チーム分け等を決める会議をしているので、
やってみようかしらという方は、まずは、
こちらのコメント欄でも、メールでもご連絡ください。

失われた10年を取り戻す。

僕の中で「失われた10年」という期間があって、
それは中学・高校・大学の10年間のことなのですが、
僕はこの期間、多くのものを失ってきたのです。


何を失ってきたかと言うと、つまりは、




「青春時代の、恋人との甘酸っぱい思い出」




みたいなものです。
多くの精神的に健全な学生たちは、
異性とラブして、手をつないで、イチャイチャして、
青春と呼ばれるものの中で、わいわい楽しく、
日々の生活を謳歌して、満たされたオトナになり、
その輝かしい日々を糧に、今を真っ当に生きているわけです。


ところが僕の学生時代、特に高校時代ときたら、
友人はひとりもおらず、毎日下を向いて歩き、怒り、
暗い暗いノイローゼのような日々を苦しみながら、
吐き気と共に送ってきたわけですが、
その経験、トラウマ(精神的外傷)のようなものが、
今になっても、尾を引いていると感じることが多々あるのです。


何かにつけて、学生時代の屈折した気持ちが蘇って、
青春を楽しんだ人や、モテてイチャイチャしている人を見ると、
世間への復讐心が燃え上がって、




「なめんなよ!」




と思ってしまう。これは我ながら不健全だと思ったのです。
なので、僕の「失われた10年」を取り戻すこと。
そうすれば少しは、穏やかで真っ当な生活が送れるのではないか。
そんなわけで、「失われた10年」を取り戻してきました。



今回協力してくれたのは、

せりさんと、にょこさん。
以前に飲み会をしたとき、せりさんが、




「制服デートがしたい」




と言っていたので、それに乗っからさせて頂きました。
さあ、学生時代に戻って、あれやこれや、
やり残してきたことをやって取り戻すのです。


にょこさんには、主に撮影を担当して頂きました。
舞台は、千葉県の松戸。駅で待ち合わせ。
すでに、せりさんは制服を着ていました。



僕は制服を持っていなかったので、黒ズボンに白シャツという、
いつものスタイルなのですが、シャツの裾をズボンにしまうことで、
なんとか学生らしさを演出していきました。



学生に見えるかどうかは、とりあえず置いといてください。
援助交際とかではありません。
これは、僕の心の治療の一環なのです。


そうでした、申し遅れましたが、


私、30才です。
(せりさんは、僕より少し下です)



まずは、

「ウインドウショッピング」です。
学生時代の僕は、学校と家の往復しかしていませんでした。
ですから、女子と外で遊ぶなんてことはなかったのです。
ということで、街に出てショッピングすることで、
失われた時を、取り戻してきます。




こう見ると、学生に見えないこともない。



30分ほど、雑貨やアクセサリーのお店を見て回っていると、
恥ずかしさは消えて、何も感じなくなってきました。



「これなんかいいんじゃない?」
「ねこかわいいですね」
こういう、たわいない会話をしたかったのだ。
学生時代に、こういう「たわいない会話」を女子と重ねておけば、
僕は、もっと話しやすいオトナになっていたのではないか。
そんな考察と共に、失われた10年が少しずつ、
取り戻されていく感じがしました。


(取り戻し度:5%)



続いて、

カラオケに行きました。
やはり、学生の遊びといったら、昼から「カラオケ」です。
僕が高校・大学の時も、同級生は放課後に、
カラオケばっか行ってました。
当時は、カラオケの話をしている男女を横目に、




「カラオケの何がおもしろいんだよ、バカどもが」




と心で毒づいていましたが、





おもしろいんですよね、これが。




就職してからですよ、カラオケを知ったのは。
もっと早く知っておけば、ストレスを溜め込むこともなかったのでは、
と思いました。熱唱して、青春的なものを結構取り戻しました。


(取り戻し度:15%)



にょこさんも歌う。



そういえば、

そうでした。外見が学生に見えないのを補うために、
僕は「学生帽」を持参していたのでした。
学生帽を被れば、どう見たって学生です。
なぜなら、学生帽は学生が被るものだからです。


しかし、



Yahoo!オークションで慌てて買ったのですが、
サイズを間違っていたのでした。




小っちぇーのな。


どうやら小学生用のものらしかったです。
学生に見えるかもしれませんが、
偏差値は極めて低めの学生だと思いました。



街遊びの最後は、

プリクラです。僕が学生時代、もっとも憎んで、
八つ裂きにしてやりたかったもの。




それが「プリクラ」です。




バカの一つ覚えみたいに、女子はルーズソックスをはいて、
茶髪にして、ピースの手を横にして、
指と指の間からウインクして、舌を出したりするじゃん
もー、イライラして、大変でした。あと、プリクラの上に、
「いっしょうなかよし☆」
とか手書きの文字とか、入れるじゃん
ああいうのも、ムカーッときてました。
「いっしょう」だと?片腹痛し、貴様らのような、
ステレオタイプの享楽主義者どもが、
何をもって「一生」などと抜かすのかと!


そんなわけで、プリクラが大嫌いだったのですが、
初めてやってみたところ、





プリクラ、たっのすぃーー!!




特に、左下の僕の全開の笑顔は何だ。
どうやら僕は、薄々感付いてはいましたが、
自分ができないことを、他人が楽しそうにやっているのを見て、
単に激しく嫉妬していただけなのかもしれません。


(取り戻し度:30%)



女子、または女子と同伴でないと入れない、禁断のプリクラブース。
本物の学生たちばかりで、ひるむ。




続いて、

せりさんのクルマで、江戸川沿いの土手に移動しました。
学生といえば、やはり、




土手だと思います。



とりあえず、にょこさんから自転車をお借りして、
近くの学校の前で記念撮影をしました。



ちなみに僕らには、何の関係もない学校です。
僕は高校時代、チャイムが鳴ると同時に下を向いたまま小走りで、
校門を一番乗りで抜けて帰るような生徒でした。
女の子と並んで帰るなんて。すごいな。


(取り戻し度:40%)



それで、

なんで自転車かといったら、もちろん




「二人乗り」をするためです。




今日は天気がよくて、とても気持ちのよい日でした。
自転車を押して、舗装された道まで上がります。


そしてついに、
念願の、女子との「自転車二人乗り」が実現しました。


「しっかりつかまってろよ!」
(実際は、「あ、安定するので、しっかりつかまっといてください。」)



最初のうちは、よろよろして、
せりさんはキャーキャー言っていましたが、
すぐに安定して、風を感じる余裕も出てきました。
そして、せりさんの僕へのしがみ付きっぷりが、大変心地よく、




「俺に頼ってくれている!」
あえて「俺」と言う)



という感動が、ドーパミンみたいなものを
脳内で分泌させて、テンションが上がりました。




甘酸っぱい!非常に甘酸っぱい!と思いました。
ペダルを漕ぐと、10年前に凍りついて止まった過去時計に、
温かさが蘇ってきました。ぜんまいを巻くように漕ぐと、
失われた時が色づいて、取り戻されていきました。


(取り戻し度:75%)



走り回る若人

もう、恐いものはない。



「まってー、しーな先輩」


「ははははは、つかまえてごらん」


(取り戻し度:85%)


楽器演奏

ところで僕は、スタジオジブリの映画
耳をすませば」が大好きで、
失われた時を取り戻すかのように、学生の頃に、
50回は見ました。なので青春というと、
どうしても「耳をすませば」のイメージになるのです。


ということで、映画のヒロインの月島雫の恋人である、
天沢聖司のように、楽器演奏をすることにしました。
映画はバイオリンですが、オカリナでやりました。




「カントリーロード」と「コンドルは飛んでいく」
「きらきら星」「はとぽっぽ」を演奏して、うっとりさせましたが、
遠くから犬が吠えていました。


(取り戻し度:95%)



帰り道


「では、また。さようなら」
と言って、自転車を押して帰りました。


しーな先輩が見えなくなるまで、見送るせりさん。
そして、角を曲がって姿が見えなくなった後、
自転車のベルが、5回鳴り響く。その音は、
「あ・い・し・て・る」
の5文字に当る。という設定でしたが、
これは、ちょっとやりすぎだと思いました。


(取り戻し度:100%)



総括

制服プレイ中は、失われた10年を、
着実に取り戻しつつあるという、気持ちの高まりがありましたが、
実際に、




取り戻せたのかどうかは、分かりません。




しかし、楽しかったことは間違いなく、
これはよかったと思いました。
今日の出来事を、脳内のタイムラインを細工して、
学生時代のところに、上書きすればよいと思います。


そして、せりさんと、にょこさんとも話したのですが、
学生時代に、イチャイチャしたり、ラブしたりするのは、




あまりにも普通で、おもしろくない。




ということ。一方、30才になってから、
制服を着て取り戻そうとする人間は、希少で、
普通でない味わいが出るから、そっちの方がいい。
という、自分に都合のよい結論に至りました。


それに僕の原動力みたいなものは、案外、
過去を失ったことに始まっているのではないか思いました。
逆説的に考えれば、僕は、




「失うことを得た」




わけで、失ってこなかった人たちは、




「失うことを、失った」




わけです。そして、僕が、どなたかと会って、
おもしろい人だなあと思うのは、大抵の場合、
「失うことを得た」人たちの方で、
何を失ったかは、人それぞれですが、その人たちとは、
心の底にある「失ったこと」で繋がっていると思うのでした。


とても楽しかったです。
せりさん、にょこさん、本当にありがとうございました。







帽子は、せりさんにあげました。ぴったりでした。



まとめ動画

この日のことを、動画でまとめました。


バンド「ぼくはみていよう」スタジオで練習。

バンド「ぼくはみていよう」で、ライブに向けて練習をしました。
桜木町に10時集合でしたが、メンバーはひとりも、
僕を初めとして時間通りに集まりませんでした。


10時半に最初に到着したのが、イガラシイッセイ氏
その後に僕が到着。小宮山さんは11時。
kororaさんが来たのは、12時近かったと思います。
日曜日ですから、これでよいと思います。


ランドマークプラザでカレーを食べて、
スタジオに入って練習をしました。
それぞれが適当に演奏して「きらきら星」を撮影しました。



風雨がすごかったので、ストリートライブは中止し、
ジョナサンで軽食を取っていたら、さえさんが来て下さいました。
HAPI DRUMの音にすごく興味を持って、
イッセイ氏をスカウトしていました。


その後、にんにく料理の居酒屋(?)で
音大卒のキュートな3人の女性たちと合流して、
ビールなどを飲んで、たいへん楽しくお話して帰りました。
まいこもりすさんの周りには、
おもしろい人が集まるのではないかと思いました。


充実した1日でありました。



追記:
イガラシイッセイ氏のブログに本日のことが書いてありました。
暴風とバンド活動