枯葉が一枚、往生際わるく木にしがみついていて、
季節の変わり目が長引いて、困っています。
一昨日、地下鉄に吹き込んできた風が強烈に冷たかったので、
いまこの時点を境に、歯車が冬に切り替わって、もう来年三月まで、
絶対に逆転することはないと思い込んだのでした。
で、厚い掛け布団を被って寝たら暑い。
夜中から暖かくて、厚い掛け布団だと暑すぎたのでした。
ところがもう冬だと信じて疑うことができなかったので、
そのまま真剣に眠ろうとしたのですが、
眠ろうとするほど全身がむずむずして、
三時過ぎまで目覚めて布団は乱れて、かゆくて、
トイレに立って、洗面台で自分の顔を見てげんなりし、
あーもうだめだ、と開き直って小さな電気をつけて、
胡坐をかいて文芸書をめくっていたら、
眠さの火種が遠くにあるような気がしたのでした。
朝八時になって起きたとき、
夜に神経が荒れていたとは思えないほど、
寝起きがよくて、どういうわけだろうと思ったのですが、
「自分は四時間くらいしか寝てないんだ」
と改めて振り返ると、神経がどんよりして、
体も重たくなってきて、そうだろう、これが、
「四時間しか寝てない時の状態だろう」
と変にしっくりきて、あまり無理しちゃだめよ!と、
天からの声が鼓膜を通さずに脳内に響いたので、
そうだよな、こういうときは少しゆっくりしようと
午前半休をしたのでした。注意しよう。
はやく冬に切り替わってほしい。
もっとも神経に負担になる時期は、
バランスのよい食事と規則正しい生活をする。
荒々しい変化の波を耐え凌ぐのみです。
あと、そうだ。
11/3(木・祝)
文学フリマに出店しますので、ぜひ来てください!
場所は「東京流通センター 第二展示場(Eホール)」です。
アクセスはこちら。
突き抜け派のブースは、入ってすぐの「A-06」です。
収録作品は次の通り。A5版106ページで500円です。
クレカ‐トライブ たかはしりょうた
リプライ 吉俊
マチゾウ 阿藤智恵
ルナティック・イドーン/夢三つ しーなねこ
馮河 イガラシイッセイ
甘い乳 ひのじ
今回の見どころは、あのTogetterを作った
吉俊さん書き下ろしの小説が読めるところです。