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ジオメディアサミットに行ったのだった。すごい雪。

生活

月曜日、ジオメディアサミットへ行きました。
場所は東京大学の駒場リサーチキャンパス内のホール 。
ジオメディアサミットとは、地図とか位置情報系の
研究やビジネスについての業界最大規模の勉強会です。
で、会社で行っていいということになったので行きました。


第八回となった今回のテーマは、
「O2O(オンライン・トゥー・オフライン)」で、
ネットを使ったあれこれで、オフラインの遊びに行くとか、
食事に行くみたいな行動にいろんな影響を与えて、
どうにかして金を儲けてやろうというようなことでした。



最初は

カルチュア・コンビニエンス・クラブの方の講演で、
Tポイントカードのおそろしさを感じました。
いまや日本人の三人に一人が持っているそうで、
この人はこういうのが好きそうで、この辺に住んでそうだから、
これを勧めようとか、ここでTポイントカードを使ったら、
いまこの辺にいるはずだ、などと完全に把握されているのでして、
油断ならない管理の下に置かれていたのだと思いました。


続いて、「ニコトコ」という二子玉川を中心にした
位置情報サービスをやっている東急電鉄の人の話でした。
二子玉川を訪れた人がスマートフォンを使って、
クーポンやポイントを受け取ったり、
お勧めの店とかが表示されたりするそうです。
お勧めするのが流行っているようです。


今回頻繁に耳にしたのは「NFC」というワードでした。
NFCとは、Near Field Communicationの略で、
近距離無線通信のことです。スマートフォンなどを近づけて、
通信をする規格のことで、これを利用したサービスが
とてもたくさん出始めているのですね。
こういう技術をくだらなくておもしろいことに使いたいと思いました。



休憩を挟んで

「店舗運営者からみたジオメディア」という題で、
パネルディスカッションがありました。
オンラインであの手この手を使って、
どうやってお店に来てもらおうかという話でした。
とても興味深かったですが、
どれくらいのお金になるのだろうかと思いました。
戸越銀座の商店街を活性化するアプリを作っている人は、
他の商店街に対しても同じようなアプリを作って、
そのノウハウを蓄積してプラットフォーム化したいと話していました。
プラットフォーム作ったもの勝ちという感じがしました。


それと、興味深かったのは、
「GPSによるシームレス測位技術”IMES"について」で、
天井などにチップを張っておくと、そこに誰か来たら
正確にそこに来たという信号を発信するもので、
病院内での使用例が示されました。
他にもショッピングモール、テーマパーク、大学、美術館や、
いろんなことに使えそうで、わくわくしてきました。



最後に

ライトニングトークで、
一人五分で十二人の人のプレゼンがありました。
どれも刺激的で、勉強になりました。
ところで、デイリーポータルZという
何度か僕やイッセイさんとかがネタを投稿しているサイトの
編集長である林さんによく似た人を発見したのですが、
デイリーポータルZはジオメディアと関係ないから、
別人だろうなと思っていたら、ご本人でした。
(林さんのすさまじい作品:カフカ「変身」をネット通販風に描く


懇親会で林さんにへもいっ子シールをお渡ししようとしたら、
「それはもう持ってますので、名刺をください」
と言われました。名刺交換できて感激しました。
以前のジオメディア系のイベントでお会いした方とも
久しぶりにお会いできて、よかったです。


校舎を出ると、すごい雪が降っていました。
帰り道、東北でアプリ開発者の人材育成や
雇用創出をされている原さんと一緒になったのですが、
アプリを作るなら東北も関東も差はないのではと伺ったら、
たしかに開発環境的には差はないが、ジオメディアサミットとか、
同じ開発者が集まって刺激を与え合うような機会が少ないので、
意識に差が出てしまうとおっしゃっていたのが印象的でした。
なるほどなあと思いました。そういう意味でも、
積極的に勉強会とかには出て、コミュニケーションして、
意識を高い状態にもっていきたいものだと思いました。


技術力や発想力や表現力をバランスよく。
人のやらないことをやること。どこでマネタイズするか。
ストーリーを作ること。リアルと連動させること。
いろんなサービスを見ましたが、どれもすごいと思ったのですが、
呆然としてしまうくらいショックのあるものはなくて、
ジオメディアの延長線上ならそういうのが出るだろうなという
範囲内のことが多かった気がしました。
電車の中で読んでいた『僕は君たちに武器を配りたい』に
書かれていることと合わせて、考え込んでしまう夜でした。

僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい