朝、布団の中でぐずぐず丸まっていると、
外でごうごうとすごい風の音がしているので、
きっと空は薄暗く、木は葉っぱを飛ばして、
大げさに揺れているのだろうなあと思いました。
昼過ぎに起き出してみると、家人は出払っていて、
どうも憂鬱な感じがして、この憂鬱な感じは久しぶりで
「ああ3月だ」
と思いました。TENORI-ONでしばらく遊んでから、
イガラシイッセイ氏が、ホワイトデーで何かするというので、
見物しに目黒の居酒屋へ行きました。
感覚が敏感になっているようで、不思議なことがいくつも続くと、
現実と幻想の判定が曖昧になってきて、
不思議の国に迷い込んだように、心細くなります。
世界が僕を残して急におかしくなったのか、
はたまた、自分だけがおかしくなったのかと。
そんなときの対処法は、
日頃よく会っている人と会うのが、心の安定を得るためによいのです。
いつもの場所で、いつもの姿を見て、いつもしているような話をすれば、
「何ひとつおかしくなってはいない」
ということが、確認できるからです。
しかし、待合せ場所に現れたイッセイ氏の姿を見て、
「ああ、僕はついにおかしくなったんだな」
と思いました。
どう見ても、真っ白に見える。そんなはずないのに。
追記:
この件に関しては、イッセイ氏のブログをご覧下さい。
「ホワイトデーの過ごし方」
おかしくなっていたのは、イッセイ氏でした。
僕は正常だったのだ。あーよかった。
憂鬱はここまで。
夜8時に、大塚のエスぺトブラジルという、
ブラジル料理のお店に行きました。たまさんと合流。
オガワさんがライブをしているのです。
以前に合コンをした、うさこさん、なおちゃん、
年末にマイミクシィになったカツさん、ハナさん、
新たに素敵な女子の方とお会いできて、とても楽しかったです。
さらに、尊敬するみや〜んさんとは、すごくお久しぶりでした。
みや〜んさんは、僕のMMKの師匠でもあり、
世界一周の旅をしてきた方です。ポジティブでリラックス・オープンで、
超カッコよかったです。みや〜んさんの彼女さんも素敵でした。
オガワさんの歌はもちろん素晴らしくて、
カツさんの「Close to you」もすごくよくて、
ノリがよくて、イッセイ氏は「ホーッ!」叫び、たまさんは揺れ、
皆でマラカスみたいなのを振っているうちに、
僕の憂鬱は消えました。
「素敵な音楽を聞きながら、素敵な人たちと酒を飲む」
これにまさる精神安定はないと思いました。
ライブが終わっても、しばらく話していました。
行って本当によかったですよ。ありがとうございます。