最近、思ったこと。

昨晩、飲み過ぎてしまって、
帰りの記憶があまりなくてハッと目が覚めたら、
東海道線のドアに持たれるようにして寝てて、
大船駅にちょうど着いたところでした。
で、「あっ、乗り過ごした」とすぐに降りて、
上り方面の電車を探したのですが、
すでになくなってました。


駅前でタクシーに乗りました。
運転手さんと二十分ぐらいずっと話して、
不況についての話題になったのですが、
運転手さんは五十代ぐらいで、
数年前までは別の仕事をしていて
年収八〇〇万あったそうなのですが、
不況で辞めることになって、
今の仕事になり三〇〇万になって、
生活が苦しくなって奥さんや子供とも別れた
という話をしていました。



それにしても

最近、景気のわるい話ばかりで、
景気がわるいと、街中の人々の顔が険しくなりますね。
雰囲気が殺伐として、身なりも落ち込んだ印象です。
季節は春ですけど、いろんなニュースを読んでいると、
日本経済は冬のように枯れていってると感じました。
ライフサイクルで言えば衰退期に入ったのでしょうか。


そう考えると、これまでの僕の親の世代のような生活、
マイホームやクルマや子供二人を大学に入れるような
一般的なモデルは、経済が成長していれば有効ですが、
今後衰退していく中で、普通の会社員の僕なんかは、
新しいモデルを考えないといけないと強く思いました。
もし僕ら世代の平均的なサラリーマンが、
親の世代のライフスタイルを引きずってなぞったら、
途中でクラッシュするはずです。


クラッシュしなくても、ぎりぎりの生活を馬車馬的に送って、
じりじりと貧しくなって、最後に息絶えるだけだ!
などと、僕は悲観的に予想するのですが、
そうなると、その親の子どもにも貧困が連鎖するので、
どうも、新しいフェーズに適応できない遺伝子は淘汰される、
適者生存の法則が静かに動きだしている
のかもしれないと思ったりもしました。



しかしながら、

黙って淘汰されていくのを、
指をくわえて待っているわけにはいかないのでして、
いち早く新しいフェーズに適応するための
生き方を探して実践して、まともな生活を送ることを
戦略的に考えなくてはならないのです。
次のフェーズに相応しい遺伝子は繁栄して引き継がれ、
それ以外のほとんどの人が生殖すらできずに、
フェーズの谷間に落ちて消えていくのでしょう、どうせ。
もう、なんか、モテとかラブとか、
そんなこと言ってる場合じゃなくなってきました。


で、家を買ったり子供を育てながらも、
寿命のすべてを労働に捧げないで豊かに暮らすには、
計算すると年収が一、二千万ないとあれなので、
となるともう、選択肢は限られてくるのです。


突き抜けるしかないということです。
で、アートとソーシャルメディアが
次のフェーズで生き残るための鍵になると
僕は思うのですが、どうなんでしょう。ほんとに。
大変ですが、チャンスだとも思っています。