石井ゆかりさんたちと飲みました。

以前、Mixiの日記に、「合コンしましょう」と書いたところ、
作家の石井ゆかりさんが、
「やるやる」とコメントをくださって(そのとき酔っていたそうです)、
ついにその合コンが実現したのでした。


男子はイガラシイッセイ氏と、後輩の?くんを呼びました。
このふたりがいる時が、いちばんうまく喋れる気がするからです。


女子はゆかりさんと、Uさん、Aさん。
Uさんは、穏やかで優しい人で、
「しーなさん、食べ物よくこぼすんですよね」
と言って、しーなねこのあみぐるみが汚れないように、
ご自身の手許で預かってくれていました。


Aさんは不思議な方で、宇宙的なものを感じました。
お聞きするのを忘れましたが、
きっとUFOを見たことがあるのではないかと思いました。


ゆかりさんは、やはり普通とは何か違っていました。
言葉と思考が、シビビビビと迸っていました。
ゆかりさんのご本を読んでいるときにも感じたのですが、
すごい勢いの水が、金属板を切るじゃないですか、
そういう印象を受けました。それから、
こんこんと湧いてくる泉という印象も受けました。
抽象的ですみませんが、こ、これが知性なのだと思いました。


ゆかりさんは、僕のことをおもしろいと言って、
すごく笑ってくださいましたが、場の全体的な空気は、
ゆかりさんが作っていて、その中で、
しーなねこがコーディネートされて、
おもしろい感じになったので、ゆかりさんのおかげなのです。





それで僕は、

お伝えしたいと思っていたことを、言いました。


ゆかりさんの作品のおかげで、
生活に新しい視点と、推進力を得ることができました。
例えば、いやな時期があっても、
それが自分のために必要だという視点になると、
「よしよし、なかなかいいぞ」と凌ぐ気満々で、
日々が静かに充実してきたり、
過去の出来事を振り返って、
「間違ってなかったんだ、ありがとう」
という気持ちになるのです。
ゆかりさんの作品を読むか読まないかで、
これだけ変わるというのがすごいのです。


「だから、ゆかりさんは人類にすごく貢献している!」


と力説していたら、突然、意識が遠のいていきました。
ゆかりさんの日記にはこう書かれていました。

しーなさんは酔うほどにアクションが次第に大きくなり
それがピークに達したところで
突然寝てしまった(そして数時間そのままだった

初対面なのに

あんなにたくさんお話しできたことに驚きました。
おもしろいし、優しいし、我々のテーブルだけ光が射してました。
時間の概念もなくなって、今何時とか、
始まってどれくらい経ったとか、一度も気になりませんでした。
時空を超えてました。
明るく楽しい漂流教室みたいになってました。






それで、朝になってました。






とても充実した会でした。またぜひご一緒させて頂きたいです。
何か僕の中で、ひとつスイッチが入りました。
皆さん、どうもありがとうございました。




以下に思ったことを書きます。


ゆかりさんが、僕のことをとても誉めてくださったので、
ボイスレコーダーを持ってきておけばよかったと思いました。


イッセイ氏が途中で「ウコンの力」を買ってきてくれました。
感動しました。


?くんがいると、とてもよくなります。いろいろ。


「合コン」と言いつつ、やはり「合コン」みたいになりませんでした。
そもそも「合コン」ってなんだろう。


『星なしで、ラブレターを。』は、
ひとつひとつのお話に含まれているメッセージが大き過ぎて、
読むのに時間がたくさん必要です。
それは一日に食べられるご飯の量が決まっているのと同じで、
うまいからといって、ギャル曽根みたいには食べられないのです。
自分に当てはめて振り返りつつ、よく噛んで味わって、
消化して吸収することになるのです。
その消化・吸収の時間が、とても贅沢で素敵なのです。


ゆかりさんがおっしゃった、
「それは、しーなくんの担当」という言葉が
一発で体に入ってきました。「担当」。


ゆかりさんは、Mixiにこの日のことを
すぐに書いてらっしゃって、なんてパワフルなのだと思いました。
僕は電車を乗り過ごして、昼までずっと寝てました。