小説集『突き抜け』のご購入はこちらから。



1月の日記

1月14日(土)

hassyさんとmassy(hassyさんの娘)の合同生誕祭へ行きました。
hassyさんの自宅で開催され、二十数人が入り、
0歳〜4歳の子が9人(もっと?)いて保育園みたいでした。
ほとんどみんな結婚していて、いい歳になって、子どもがいたりして、
時の流れの早さと強さ、その流れのなかで茫然と何もせず、
突っ立ったままの自分をあらためて認識し、
子どもの頃にもそういう気持ちになったことを思い出しました。

hassyさんの生誕祭は、たしか7年前からやっていて、
当時はモテたい、結婚したい、子孫残したい、マンション欲しい
と念願して、その願いをユニークな歌と踊りで表現しておられました。
今年の生誕祭は、余興などはなく賑やかなホームパーティで、
これまでのhassy生誕祭の動画が再生されていたのですが、
hassyさんの念願、ぜんぶ叶っているじゃんと思いました。

1月16(月)

本駒込に引っ越してきてから風邪をひいていない。
これは、通勤で電車に乗らなくなり、
満員電車のストレスによる免疫力の低下や、
風邪をうつされることがなくなったからではないか。
それに加えて、毎日7時間半眠るようになったからではないか。
そのように考えていたら、風邪をひきました。

深夜に喉が痛くて目が覚めて、朝には治ってるといいなあ、
そういうことってあるよね、と寝て起きたら痛いままでした。
喉の痛みはすぐに消えましたが、微熱がしばらくつづきました。
微熱の感覚は嫌いではありません。やや熱っぽい方が、
緊張が解けて自然に振るまえる気がするからです。
https://www.instagram.com/p/BPU7GSaFl8D/

1月18日(水)

体調が不安になったら行くことにしている料理屋さんがあって、
風邪をひいたので行きました。野菜料理を中心に十品ぐらい。
肉じゃがや具だくさんの味噌汁、
その日に入ったよい魚(この日は大きなかれいでした)を煮てもらって、
ご飯をお代りして千五百円。店主さんが元気でよく話しかけてくれます。

カウンターで食べると、背後の上の方にテレビが位置して、
テレビはいつもバラエティ番組に設定されているのですが、
番組の内容について、店主さんがいつも説明してくれるので、
そのたびに箸を止め、振り返ってテレビを見上げ、
何かしら感想を言わないといけない感じがするのです。
「パンケーキの隠し味にマヨネーズ!? どう思います!? お客さん!」
「養老乃瀧が牛丼屋だったって、お客さん知ってました!?」
「鍋の灰汁、全部取っちゃったら板さんに怒られちゃいますよ。ね!」
ぼくは「へええ、そうだったんですねえ」としか言えないのですが、
こういうコミュニケーションもあって、心も温まります。

1月19日(木)

運転免許証の更新をするために、台東区の下谷警察署へ行きました。
自転車で行ったのですが、よい運動になりました。

1月20日(金)

会社の先輩のIさん主催の日本酒を飲む会に参加しました。
目黒の居酒屋たつみやさん。ビールをチェイサーとして、
Iさんが仕入れてきたおすすめの銘酒を、
その背景をお聞きしながらいただきました。
何をどれくらい飲んだのか覚えていません。
お料理も何もかもうまかった。ふんわりした感覚だけが残りました。
この日は、横浜の実家へ帰りました。

1月22日(日)

大学の同窓生のたるう氏と、年末からよく会って飲んでいるのですが、
そのときにボード(カード)ゲームをやろうという話になり、
たるう氏、イッセイ氏、おのしゅうさんとでボードゲーム会をしました。
駒込の地域活動センターの会議室を午後5時半〜9時半まで借りました。

遊んだゲームは「ワンス・アポン・ア・タイム」。

ワンス・アポン・ア・タイム?日本語版

ワンス・アポン・ア・タイム?日本語版

このゲームが、おどろくほどおもしろかったです。
テーマは即興で物語を作っていくというもので、
プレイヤーには「物語カード」(場所や物や出来事が書かれている)が配られ、
物語カードにある単語を織り交ぜながら(単語を使ったらそのカードを捨てて)、
ひとつの物語を作っていきます。勝つためには、なるべく語り手のポジションをキープして、
自分の物語カードをすべて使い切るようなストーリーを展開していく必要があります。

どんな物語でもいいのですが、各プレイヤーは「結末カード」を持っていて、
その結末になるようにカードを使い切らなくてはならないので、相当むずかしいです。
たとえば、結末カード(全51枚)には、こんなのがあります。
「そして彼らは、もう二度と戦わないと誓いました。」
「そして彼女が生きているあいだ、それはずっと取り除かれずに残りました。」
「そして予言の通りに呪いは解かれました。」
なので、結末カードに「予言の通りに」みたいなのがあると、
物語に予言をぶっこんでおかないといけないですし、
展開が唐突すぎたり無理がありすぎるとやり直しとかになります。

Amazonでの評価を見ると、高いのと低いのとに分かれているのですが、
たしかにそうなるだろうなと思いました。
このゲームを楽しめるかどうかは、プレイヤーの想像力によるところが大きいので、
適当に集まって絶対楽しめるかというと、そうではなさそうだからです。

このときのメンバーでは、おそるおそるやりましたが、
爆笑してかなり楽しめて、かつ充実感もありました。
30分ぐらいで1つの物語ができるので、
突き抜け派の合宿にもよさそうだなと思いました。
あと、カードの内容から物語がどうしてもファンタジーになるので、
日本の純文学になるようなカードを作ったらいいんじゃないかとも思いました。
いろいろ発想を刺激してくれるよいゲームでした。
ゲーム後にJR駒込駅東口の、呑兵衛で打ち上げ。
また遊びましょう。

1月26日(木)

家のリビングとキッチンを仕切る戸が閉まらなくなりました。
前々から引っかかる感じがしていたのですが、
ついに10センチほど開きっぱなしになり、
この隙間から3℃ぐらいの冷風が、
ずっと入ってくるようになりました。ありがとうございます。
リビングと書きましたが、そこで食事したり寝たりしてすごす
(そこに居るしかない)ので、これは決定的にやばいことなのでした。

設備が故障したときの連絡先に電話をして、修理の人に来てもらい、
蝶番を絶妙なバランスで締め直していただいたところ、
戸が閉まるようになりました。

1月28日(土)

文芸漫談を見に、日本近代文学館へ行きました。
リタさんとイッセイ氏とで行きました。
文芸漫談とは、小説家の奥泉光さんといとうせいこうさんが、
毎回ひとつの小説を取り上げて、笑いを巻き起こしながら、
作品を解説して、読み方・楽しみ方を気づかせてくれるイベントで、
おもしろくてためになるので、数年前から行っています。

今回の作品は谷崎潤一郎の『鍵』でした。
文芸漫談は、作品を読んでなくても(説明してくれるので)楽しめますが、
あらかじめ読んで、自分のなかで感想をまとめておくと、
100倍楽しめます(100という数字に科学的な根拠はありません)。
読んでいて、もやもやしながら気づかなかった点や、
なんでもやもやしていたのか、なるほどそういう読み方があるのかなど、
笑いながら入ってくるので、おすすめです。

リタさんをお誘いしたとき、『鍵』がどういう内容か知らなかったのですが、
イベントの少し前に読んでいたら、かなり変態的な内容であることがわかり、
こんなの読ませてすみませんという気持ちになりました。
でも二人ともおもしろがってくれたようでよかったです。
渋谷まで歩いて、ひもの屋で飲んで帰りました。たのしかったです。

1月29日(日)

劇団ナカゴーの「ベネディクトたち」という演劇を見に、
あさくさ劇亭へ行きました。なおさんがチケットを取ってくださって、
みおさん、小宮山さん、おーさわさんで行きました。

ナカゴーの演劇は、去年見た「パイナップルの食べすぎ」に続いて、
2回目(「パイナップルの食べすぎ」はクリスマスの夜にひとりで見ました)。
ナカゴーという劇団を知ったのは、下記の記事を読んだのがきっかけです。
www.houyhnhnm.jp
笑える劇団が三つ紹介されていて、
ナカゴーは上野の辺りでよくやっているらしいので気になったのです。

「ベネディクトたち」は、すさまじかったです。終始笑いっぱなしで、
なんなんだよ、これ、もう、なんなんだよ、と思うしかない作品でした。
ベネディクトという超人(白ブリーフしか身に付けていない)と、
その信者のような人たちが楽しく(?)生活していたのですが、
信者たちの洗脳が解けたのか、信者たちはベネディクトを殺そうとします。
しかし、超人だから殺すことはできず、後半はずっとベネディクトを
口頭で攻撃したり、ふたたび取っ組み合いになったり、罵り合ったり、
とにかくずっとそういうのが続いて、演者はもちろんのこと、
見ているこちらも疲れ果てた感じになりました。
ベネディクトの言葉と考えは、元信者たちに決して伝わらず、
元信者たちは一方的にベネディクトを責めまくります。
その責め方がまたおもしろくて爆笑の渦なのですが、
そこには考えが一致しない相手への集団的一方的な糾弾、
絶望的なディスコミュニケーションがあり、社会的な要素が感じられ、
そこを実は心の奥でおもしろがっているのかもしれないと
笑いながら思ったりして、とにかくすごい空間でした。

1月31日(火)

何かの記事を読んで便利そうだと思い、
Bluetoothの片耳イヤホンが欲しくなりました。
いくらぐらいするのかと思ったら二千円ほどだったので買いました。

届いた日の夜に、Androidに接続して、
「いとうせいこう×みうらじゅん ザツダン!」を
Radikoのタイムフリー再生で聞きながらジョギングしたのですが、
音が途切れることもなく、いい感じでした。
コードがないなので、絡まったり運動中に頰に触れたりすることもなく、
シャツを脱ぐときも外さなくていいですし、
いい買い物したなと思いました。
でも、Bluetoothのイヤホンを使いすぎると
脳によくないという話(ホントかどうかわかりませんが)もあるので、
ジョギングする数十分だけにしておこうかなと思っています。