どんなことも根底で繋がっている

土曜日は渋谷へ、Tさんの結婚式2次会へ行きました。
渋谷という街は僕にとって鬼門中の鬼門で、
途方もない邪悪なエネルギーで苦しくなるのですが、
おふたりの結婚は、鬼門の邪気を完全に打ち消すぐらい、
華やかさ、光、オーラを放っていました。
本当におめでとうございます。


今日はgratinさんが音楽監督を務める福浦絃楽舎の
コンサートへ行ってきました。
バイクで20分だと思っていたのですが、
雨が降って寒くてバイクに乗れないので、電車で行きました。


コンサートは、胸が熱くなりました。
ピアソラのアディオス・ノニーノで、ピアノとサックスと、
ピアニカ(ピアニカですよね)の3人での演奏が、
特にサックスが非常にカッコよくて、
僕は全身の力を抜いて聴いていたのですが、
あ、僕、美味過ぎる物を食べて、それがあまりに美味過ぎるものだった場合、
喉で止まって、戻しそうになっちゃうのですが、
それくらい、すごいなあ、と思いました。


場所が、横浜市大医学部のキャンパス内の講堂だったのですが、
雰囲気がよくて、座り心地としては椅子が固かったのですが、
演奏で椅子の固さを完全に忘れました。
ベートーベンのヴァイオリンソナタ第1番・第1楽章を演奏したのが、
分子薬理神経生物学の教授というのがまた、医学部という感じで、
すごいなあと思いました。できる人は何でもできるな。
どんなことも根底で繋がっているのだな。


gratinさんが指揮をした最後の曲と、アンコールの曲も最高で、
特にアンコールの時の曲、メンバー全員でしょうか、
10人ぐらいで出てきて、一斉にバーッと始って全部の音が混ざって、
ぐわーっと押し寄せてきて、舞台で全員が真剣に淡々と、正確に演奏をこなしていくのと、
曲の力が上がってくるのに従って、涙が出そうになりましたが、
泣かないようにしました。いくらなんでも泣きすぎだろう。
ありがとうございました。


家に帰って、浦沢直樹の『PLUTO』3巻を読み終えたところで、
同僚のじょーくんがマンガを持ってきてくれたので、それを読み始め、
妹が借りてきた「VforVendetta」というDVDを見て、「間宮兄弟」を見ました。
次の休日には近衛さんにお借りした押井守の「ご先祖様万々歳!」を
徹底的に見たいです。どれもおもしろい!