文学フリマ用のデータを入稿した。

ここ最近、日記の更新ができていなかったのは、
今月23日の「文学フリマ」という小説同人誌即売会
販売する本の原稿をまとめたり、表紙を作ったりして、
夜中まで作業をしていたからです。
しかし昨晩、入稿を終えることができました。
しーなねこ編集長ですよ。



表紙はこんな感じになる予定です。
写真はイッセイ氏、題字は僕が書きました。
本のタイトルは『突き抜け』です。



しかし驚いたのは、

まだどんな内容になるのかを、
まったく説明できていなかったのに、
すでに90部の予約を頂いたことです。
本当にありがとうございます。


なので、当初100部作ると言ってましたが、
150部作ることで注文しました。
今からはもう部数を変更できないようなので、
なくなったら終了です。



で、

肝心の内容をようやくご紹介します。
雑誌『突き抜け』は、
突き抜け派メンバーによる小説と戯曲です。


タイトルと著者はこの通りです

『おしるこ温泉』椎名隆彦(しーなねこ)
『相棒とファミレスで会う』イガラシイッセイ
『星をつかむ人』ひのじ
『青少年』かおる
『浮気の理由』春昆布
『店長高柳圭介の終わらない夏』波塚こひら(ばっちゃん

A5版。総ページ数162ページです。


次に『突き抜け』の特色ですが、
普通、ひとつの雑誌に集められるからには、
ある方針に従っていると思うのですが、
この『突き抜け』は方針がないのが特色です。
各作品の内容については、後日書きたいと思います。



そして最後に、

本の価格ですが、




500円




となっております。
なぜ500円なのかというと、
居酒屋で飲みながら、
「まあこれくらいじゃないでしょうか、初めてだし」
などと話して500円。その時は、
総ページ数100ページを想定していたのでした。


しかし実際に原稿を集めてまとめたら、160ページ。
この時、すでに予約を開始していたのでした。
それで今日入稿をして見積を見て分かったのは、




完売しないと赤字




ということです。このことはまだ、
突き抜け派のメンバーにも伝えていません。
全部売ると、ようやく1000円の黒字です。
これを6人で割ると、1人166円が、
原稿料として支給されます。


価格のことを、
同人誌書店員をしている友人のオカンダに伝えたら、
「160ページで500円?安すぎだよ!」
と驚かれました。
たしかに、賞を獲ったことのある人や、
休眠中の劇作家さんや、記者とか、
きちんとした書き手たちが、たっぷり執筆したので、
ちょっと価格設定を間違ったかもと思いました。


ということで、この本、




うっかり価格破壊です。




予約販売分は500円で、
それ以外は1000円で売ればいいのでは
と苦し紛れに考えましたが、もういいです。
叩き売りみたいなものです。
でも内容はしっかりしている(と思います)。


予約で150超えてしまったら、
文学フリマで売るものがなくなりますけど、
それもいいと思います。




予約はこちら
または、突き抜けメンバーに口頭で言ってくだされば、
代わりに入力しておきます。