スイカの重さ当て

三連休の日曜と、月曜の海の日は家で過ごした。
ジムへ行ったら九周年イベントを開催中で、
スイカの重さを当てるクイズがあった。
浮き輪の中央に置かれたスイカを持ち上げて、
重さを予想して紙に書いて投函すると、
近かった人に賞品が出るらしい。


という掲示をぼんやり眺めていたら、前で2人のおばさんが、
何キロかしらね、わたしお米2つ分も持てないわよ
などと話していて、いきなり僕を振り返って、
「何キロだと思う?」と聞いてきたので、
「あ、」「う、」となって、
スイカの前に立って、持ち上げてみた。


結構重い、といっても、
スイカの平均的な重さを知らないので、
これが普通のスイカの重さなのかもしれない。
けど、「あ、普通のスイカだ」と体が感じても、
それが何キロなのかはわからない。
それなのに、なぜか、


「8キロ、でしょう」


と変に自信を持って答えていた。
え、そうなの?たしかに、それくらいかもね。
と紙に数字を書くおばさんたちを横に、
更衣室へ行こうとしたら、ちょっとお兄さん
と、ふたたび呼び止められて「8てん?」と、
ペンを片手に小数点以下まで聞いてきたので、
またスイカのところまで戻って、
一応持ち上げて、


「うーん、5? 8.5でしょう」


と言ったら、その数字をそのまま書いていた。
こんなに信頼されたの、いつ以来だろうと思った。


ジムで運動を終えて、このことをTwitterに書いたら、
そんなに重たいスイカ、滅多にありませんよ!
というようなコメントをいただいて、
おばさんたちごめんと思った。
次行ったとき、僕は「6.8キロ」と書いて投函します。


スイカ食べたい。