昆虫大学というイベントに行ったのだった。

一日遡りますけど、
土曜日に昆虫大学というイベントに行ったのだった。
神田の旧電機大校舎。天気は大雨でした。
目的は、ハカセさんに会って本を買うことです。

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

ハカセさんと出会ったのは、もう三年ほど前でしょうか。
へもいっ子クラブのオフ会に海水パンツで現れたのでした。
第一印象は「変態」でしたが、話しているうちに、
バッタについての愛に溢れる
知的で熱い男性だということがわかりました。
そして、ハカセはへもいっ子たちの中での
変態ハカセとなって、アフリカのモーリタニアに飛びました。
砂漠で研究を続け、朝日新聞のGLOBE紙面に登場したりして、
ぐんぐん知名度が上がっていきました。
で、先週の昆虫大学の間、日本にもどって来て、
また、モーリタニアに帰って行きました。
(追記:帰ったかと思ったら、まだ日本にいるみたいです!)


ハカセさんのブログはこちら
このブログのようなトーンで、学術書が展開されていくのです。
まだ数十ページだけどすごくおもしろいです。
研究のことだけではなく、ハカセさんの過去や、
研究所の中でのあだ名についてとか、
興味深くておもしろい話がいっぱい。


目次だけで笑えます。
ぐっときた節を抜き取りで挙げていくと、

第一章 運命との出会い
 一縷の望み
 師匠との出逢い
 黒い悪魔との闘い
第二章 黒き悪魔を生みだす血
 ホルモンで変身
 授かりしテーマ
 ホルモン注射
第三章 代々伝わる悪魔の姿
 補欠人生に終止符を
 目を見開いて
第四章 悪魔を生みだす謎の泡
 戦慄の泡説
第五章 バッタde遺伝学
 紅のミュータント
 成長という名の試練
第六章 悪魔の卵
 目隠しを君に
 光るバッタ

と、このあとも「そしてフィールドへ…」
「砂漠の道化師」「喰うか、喰われるか」
と続き、はっきり言って、これだけ見たら


何の本かわからないでしょう。


まあ、ぼくがおもしろい部分を
ピックアップしたからというのもありますが、
とにかくそういう物語になっているのですね。
ハカセさん、勇気をありがとう。

謝辞のところに「へもいっ子一同」の文字が。感動。