ドッキリではなさそう。搬出。

展覧会「国立国2009」の搬出のため、
午後から小平に行きました。


昨日、僕の出品した「しーなねこ(150万円)」が、
売れたという話を電話で聞いていたので、
きっとドッキリで、会場に着いたら、
la takeさんが「ドッキリ大成功」という看板を持って、
ウヒョヒョヒョヒョ!と笑顔で
登場してくると思っていたのですが、
そのようなことはなく、
昨日、作品を買ったお客さんと会ったTさんが、




「しーな先輩。このたびは、おめでとうございます」




と深々と頭を下げたので、心配になってきました。
しーなねこを見に行くと、値段のところに、
売約済を表す緑のシールが貼ってありました。
Tさんも、画商のとしまさんも、




「昨日の出来事は、やっぱギャグでしょう」




と思っていたそうなのですが、今朝、電話で、
連絡先や代金の支払いについて連絡があったとのことでした。


会社の後輩である316018800くんが、午前中、
展覧会に遊びに来てくれていたようなのですが、
その時の電話の様子が、偶然耳に入ったそうで、
日記にこのように記していました。

一通り見て帰ろうとしたところで、
ギャラリーの人が電話してます。声が上ずっています。


「もともと、しーなねこさんも本気で売ろうという訳ではなくて……」


あぁ、コレの電話か。。。大変そうだな。


ドッキリではなさそうでした。
その後、会場に来た作家の方々も口々に、
「おめでとうございます」
「ロダンだって、このサイズでこの価格にはならない」
「しーなさん、年に人形3つ作れば、暮らしていけるのでは」
「わたしに絵を売ってください。千円で」
「たしかにこう見ると、150万って気がしてくるな」
「昨晩は、セコムをいつもより厳重にしときました」
「素手で触っていいですか、手袋とか用意した方がいいですか」
「ロダン超えのミリオン作家の誕生だ」
「何かください」
と、話題になっていました。


僕は、熱っぽくなってきました。


作品を買って下さった方は、
僕のブログの読者の方とのことでした。
とりあえず、お電話を差し上げまして、
近いうちにお会いできればと思っております。
イガラシイッセイ氏に付き添ってもらって。


たしかにこれまで、僕のことをすごく誉めてくれたり、
しーなくんは生活に向いてないから保護すべきだ、
ということを言ってくれた方がいましたけど、150万て。
一体、どうなるのでしょう。