そういえば、新潟の光の館に行った時のことを、
「つづく」と書いたままだったのを思い出しました。
続きを書きます。
「光の館にいってきた（前編）」
「光の館にいってきた（後編）」
光の館の
天井を開けて、宿泊客全員で仰向けになって、
空を眺めるプログラムの時間は、
日の出と日の入りの２回あるのですが、
僕らが泊まったときの日の出は４時４０分頃で、
つまりその時簡に起こされるわけなのです。
そして、昨晩は深夜１時まで日本酒を飲んで、
それからお風呂に入って２時に寝たのですが、
同じ部屋に女子が３人寝ていて緊張から眠れず、
僕は堪らなくなって、布団を一式抱えて、
別の空部屋にひとりで移動したのでした
（空き部屋は自由に使ってよいのです）。
部屋に男子はイッセイ氏だけになりましたが、
僕の方が繊細なので許してくれるはずです。
そしてようやく眠りにつけるかつけないかの、
もっとも気持ちのよい状態になったら、
「ピーッ、ピーッ、ピーッ」
という例の天井が開く時の音がしてきたのです。
「ああ！起きないといけないのか！」
と耳をふさいで眠っていたかったのですが、
決まりごとなので、起き上がり天井のある部屋に行くと、
みんな揃っていて、寝ぼけたようなひのじさんが、
「しーなさん、残念でしたー」
と全然残念でない感じで微笑みながら言うので、
怪しいなと思ったら、今朝は雨が降っているので、
天井は開けられず、プログラムは中止とのことでした。
「いやあ、残念ですねー（笑）」
と言ってまた部屋に引き返しました。
途中、障子を開けて外を見ると、
なるほど雨がしとしと降っていて、葉っぱを濡らしたり、
屋根から大粒になってぼたぼた落ちていて、
これもまた風情があっていいなあと思いながら、
寝ました。
８時頃に、
玄関の扉をどんどんと叩く音がして目が覚めました。
食事を持ってきたようです。
で、僕はさっと風呂に入って顔を洗いました。
風呂場の窓を全開にすると、
湯気が外にもうもうと昇っていきました。
夜は真っ暗でしたが、朝のお風呂は明るくて、
雨音を聞きながらゆっくり浸かって、格別によかったです。
皆の部屋に行くと食事をしていました。
イッセイ氏は朝の光の館の様子を撮影していました。
朝食を済まして支度をして、チェックアウトしました。
クルマの運転は
僕がすることにして、こう言ってはあれですが、
僕の方がウエノさんより上手いと思いました。
ただ、ワイパーの動かし方が分からなかったので、
助けてもらったりしました。
大地の芸術祭の展示をいくつか見て帰ることにしました。
この大地の芸術祭は、ものすごく大規模で、
新潟のあちらこちらに作品があって、
ある展示から、次の展示まで行くのに、
クルマで１時間くらい走ったりするのです。
で、「コロッケハウス」と「脱皮する家」というのを
見ることに決めて、山を走って行きました。
なぜこの展示を選んだかというと、
「コロッケハウス」でコロッケを食べようと思ったからです。
（イッセイ氏撮影）
しかし、上の写真がコロッケハウス内部の様子なのですが、
コロッケハウスとは名ばかりで、
コロッケの欠片も落ちていない無機質な建物でした。
そして、隣にある「脱皮する家」に入りました。
平日のお昼なので、鑑賞者は僕ら以外誰もいませんでした。
脱皮する家の特徴は、建物の内部の木材のすべてに、
三角刀で切込みを入れていることで、壁に近寄ってみると、
このようになっているのでした。
落ち着かない感じになりましたが、
これはこれで、強いエネルギーを感じてよかったです。
その後、
脱皮する家の受付の方に、
美味しいそばのお店を教えて頂いて行きました。
「まつお」というおそば屋さんです。
てんぷらそばを食べました。
お勧めだけあって、本当にうまかったです。
ここから、越後湯沢まで１時間半運転しました。
僕の運転に安心したのか、全員眠っていました。
全員眠っている間に、霧が出たりして、
とても怖かったのに、皆さんぐっすり寝てました。
越後湯沢駅で、
お土産を買いました。そうだ、
ばっちゃんさんにお土産を買ったのでした。
それから、ぽんしゅ館というところでは、
越後の９６の代表的な日本酒を味わうことができるのです。
５００円払うと、メダルを５枚くれて、
１枚入れてボタンを押すとお猪口１杯飲めるのです。
迷います。
５杯飲んだらもうだいぶよい気分になって、
umiさんは日本酒をお土産に１本買って、
それから、それぞれお弁当を買って新幹線に乗り込み、
弁当を食べたりして、帰りました。
素敵な旅行でした。
日本酒が好きになりました。あと新潟って近いのですね。
また光の館に行く機会があったら、星や日の出も見たいですね。
次は、香川県の直島に行きましょうという話が出ました。
また皆で行けるといいですね。
