「はたらきたい展。」へ行った。あと映画を観たり、飲んだりした。

渋谷のPARCOでやっている「はたらきたい展。」へ行った。
働きたい人向けにいろんな職業を紹介したりするのかな
と勝手に想像して行ったら全然違った。
全然違ったけど、おもしろいに違いない、
という読みは当たって、じっくり鑑賞した。

糸井重里さんが一時期、働かず(?)に、
バス釣りに集中した時期があって、
そのあと、好きでバス釣りをしたみたいに、
好きで「はたらくこと」を始めた。
その仕事が「ほぼ日」で、十五周年で、
これまでを振り返るという内容だった。


本を読んだり人と話したりすると、
好きを仕事にしたほうがいいとか、
仕事と趣味は分けろとか、分けないほうがいいとか、
自己実現を仕事に持ち込むなとか、
自分のやりたいことを仕事に近づけろとか、
才能があればできるよねとか、
いろんな情報が入ってきて、
わけがわからなくなるのだけど、
「はたらきたい展。」を見たら、すっきりした。


展示されていた「ほぼ日」でのはたらきかたの紹介や、
震災の被害に遭ったひとたちが立ち上がっていく様子や、
みうらじゅんさんのトークを見ていると、
「はたらく」とか「しごと」の見え方が変わる。
けど、現実はなかなか変わらない。でも、やってる人がいる。
ぼくもできることをして、現実を少しでも動かしたいと思った。
もう、やりたいことをやればいいし、
やれることしかできないよな、と思った。

「中学生円山」を観た。

火曜は、図書館へ本を返しに行った。
それから映画「中学生円山」を見た。
妄想だらけの男子中学生が主人公の話。
全編くだらない内容なのだけど、とてもおもしろくて、
何度も笑ったし、妄想と現実がごっちゃになって、
恐ろしくて不安になるところは共感した。

中学生円山オフィシャルブック 中学生円山本 (TOKYO NEWS MOOK 361号)

中学生円山オフィシャルブック 中学生円山本 (TOKYO NEWS MOOK 361号)

妄想ってとても大事だと思った。
まるで生き物みたいだなとも思った。
本能の直感みたいなものから妄想の種が生まれて、
それがどんどん育っていく。
妄想って楽しいからずっと続けられるんだろうな。
そこには自分の癖みたいなものが強く反映されて、
そのうち自分の一部になって、時には衝突したり、
導かれたりして、いつの間にか忘れられる。
でも、妄想した記録は思考の隅に残っていたりする。
この映画だって宮藤官九郎さんの妄想だし、
世の中、妄想だらけ。
「妄想が現実を超えたとき、それは真実になるんだ!」
というセリフにグッときた。
前日の「はたらきたい展。」のみうらじゅんさんの
トークを思い出した。無から有を生じさせる極意は、
妄想なのだろうと思った。

水曜日

雨がしとしと降っていて、眠い。
夜の九時に寝て、正午に起きた。すごい寝た。
港南中央の喫茶店でソフトクリームとコーヒーを注文した。
そうしたら「ソフブレセットですね」と店員さんに言われた。
ソフトクリームとブレンドコーヒーのセット。
こんな冷たいものと熱いもののセットがあるんだと感心した。

それからジムで運動をして、ようやく目が覚めた。
上大岡へ行き、イッセイ氏に来てもらって飲んだ。
焼き鳥の「一火」。うまい。

それからラーメンありませんかとイッセイ氏が言うので、
前々から気になっていた「啜磨専科(すすりませんか)」
という店へ行ってつけ麺を食べた。これもうまかった。

イッセイ氏を上大岡駅で見送ってから、
映画「オブリビオン」を観た。
結構飲んだあとだったので、ぼんやり観た。

ところで、

いろいろ読んだり観たりして、
そのたびに刺激になったとか考えさせられたとか、
そういうふうに思うのだけど、最近、切りがないと思った。
アウトプットのためのインプットなのに、
インプットが目的になってしまって、
刺激を求めすぎているぞ、ぼく、と思った。
行動しないと!はたらきたい!