『最強のリラックス システマ・リラックス』読んだ。

よりよく生きたいということを
常日頃から(いろんなことそっちのけで)考えているわけですが、
このようなぼくにとって、リラックスというのは、
ひとつの大きなテーマであるのです。

自律神経を整える自律訓練法や、ヴィパッサナー瞑想など、
いろいろ調べて試して自分に合うところを取り入れたりして、
昔にくらべると、ずいぶんと楽になったような気がします。
というのも自分が無意識にしていたことが、意識に入ってきたからで、
意識下にあればある程度コントロールができるからです。
それでも、ぼくのリラックス追究は続くのでして、
とくに呼吸については、もっと知りたいわけなのです。

で、最近読んだのが、
『最強のリラックス システマ・リラックス』です。

ステマというのは歯ブラシのことではなく、
ロシア軍隊の格闘術で、超強いらしいのですが、
この武術の基本はリラックスすることにあり、そのための動作や、
主に呼吸法について、トレーニング方法が書いてあります。
鼻から吸って、口から吐く。動作するときに呼吸を止めない。
一度体に力を限界まで入れて、パッと力を抜く。
リラックスは筋肉からはじまり、内臓、さらには脈、心まで。

ぼくは、とっさに何かしないといけないときや、
何かストレスを感じたとき、緊張状態になって、
頭が真っ白になる感じがするのだけど、
そうなった瞬間を冷静に観察すると、
呼吸が止まっていることに気づいたのだった
(36年間生きていて、はじめて気づきました)。
止まっていなくても、かなり浅くなっていたりする。
おそらく酸素が少ないから脳がうまく働かないのだ。
なので、意識して呼吸を止めないように、
きちんと呼吸をするようにしたのだけど、
それだけでもゆったりしていられる。

そういえば、すこし話はそれますが、
たとえば日中に失礼なことを言われたりして、
その場ではそれほど腹が立たなくて、そういうもんか〜と思って、
家に帰って、ご飯を食べて、お風呂に入って寝ようとしたときに、
「あれ? あのとき怒ってよかったんじゃないか」
と急に腹が立つことってありませんか。
で、いまさら怒ってもしょうがないし、
その場で何か言い返せたらよかったのになんて思うのですが、
あれって、ストレスを受けた瞬間に反射的に緊張状態になって、
息が止まって、頭が回転しなくなってフリーズしたものが、
家に帰ってリラックスし始めたら、そのときの怒りとともに、
解凍されて蘇る現象なのではないでしょうか。
だから、呼吸を止めずにいれば、
きちんと反応できるんじゃないでしょうか。

まだ本に書いてあることを実践しきれていないけど、
いろいろと気づきを得られる内容でした。
リラックス・オープン・エンジョイ