8月2日(日)
小説投稿サイトの投稿作品で読書会をした。Zoomで。
投稿者の方々と、プロの小説家と編集担当者が参加した。
20名ほどで、課題の3作品をあらかじめ読んでおき、
読書会で感想を言う。たくさんの読み方があった。
これはと思ったことをメモした。
- 指示語を使わないよう工夫すると、よいセンテンスになる
- ログライン(3行ほど)で何の話かまとめる(そこから外れないようにする)
- Webで読まれることを意識した文体にする(改行とか)
- エピソード、段落、文頭の”引き”と”めくり”を意識する
- 重要なことは先に書く。大事なことを最後に書かない
- 書き出しは印象的な言葉を前に。説明ではなく情景描写
- 何なんだろう(謎)と思わせる。思わせつづけて読ませる
- ナイスセンテンス。全部の文をおもしろくする
- 普通の読者はここまでしっかり読んでくれない
- ムダを刈り込んで整える
おもしろくて、ためになったけど、終わったらすごく疲れて、
サプリを飲んで、ハーブティーを飲んで、アロマを漂わせて、
リラックスできる音楽を流して、寝椅子でじっとしてから寝た。
頭を使ったんだと思う。
8月3日(月)
ゆっくり起きて作業をする。
夜に銀座まで散歩。銀座松屋がミッフィーになっていた。
ミッフィー展が開催中らしい。
8月4日(火)
いきなり思い立って、髪を切った。
10分ほどでカットしてくれる「日本橋じくう」。1300円。
それまで2年間セルフカットをして、自分でもうまく切れていると思っていたが、
床屋の椅子に座って、髪をとかして、正面から自分の髪を見たら、
いびつな形になっていた。
理容師さんもカットしながら、何度も首をかしげていました。
「なんでこんな形になってんだろ」みたいな。
仕上がりは、自分でやるのと雲泥の差で、
さわり心地がよく、形は左右対称で、すき具合も均等。
素晴らしい。なんていいところなんだと思った。
注文の仕方を忘れないように書いておく。
8月5日(水)
仕事で、持ち回りでYouTubeライブ配信を毎日することになり、
ぼくは水曜日を担当することになった。
タイトルを「しーなねこのハイテンショントーク」とした。
というのも、配信にあたって予習というか、
立川談慶さんの本を読んだからで、ハイテンションで大きな声でやれば、
だいたいおもしろく聞こえるというようなことが書いてあったから。
1時間ほど何かを話し続けないと、長い台本を用意して臨んだ。
本番前にハイテンションになろうと、念のために、
芋焼酎を飲んでビールのロング缶を飲んだら、メチャメチャな放送になった。
アーカイブは残せるような内容ではなく、
次からは、ノンアルコール・ローテンションでやろうと思う。
8月6日(木)
昼に中田さんが1歳半のK君を連れて遊びに来たので、
みんなでもんじゃを食べた。まぐろ家という店で、
もんじゃにマグロが入っていてうまかった。
折り紙などをして遊んだ。
らくがきした絵が立体になって動き出す「らくがきAR」というアプリがあって、
さぞかし子どもの興味を引くだろうなと思って、見せようとしたけど、
まだ早かったみたいで、まったく興味を示さなかった。
YouTubeの画面を自らタップして、サンドイッチマンのコントを表示して、
「おじさん」と指をさしていた。聞くところによると、おじさんが好きらしい。
カメラロールにK君が連写した写真がたくさん残っていた。
夕方、脚本家・演出家の作道さんが合流し、22時から木曜のライブ配信をした。
作道さんはとてもうまくやっていて、まとまっていて、すごいなと思った。
しかし、作道さんは脚本の〆切に追われていて、
追われながらも、配信後に明け方まで飲んで、また泊まっていった。
寝る前に1時間ほど原稿を進めたそうで、これもえらいと思った。
8月7日(金)
昼に起きて、作道さんが愛してやまないカルボナーラを食べに出かけた。
昨晩からずっとカルボナーラの魅力を聞き続けていたので、
完全に洗脳されて、社長もぼくもカルボナーラを注文した。
洗脳されて食べるカルボナーラは、よりおいしく感じられた。
チーズのうまさは脳に直接来る感じがする。同様に、脳に来るうまさは、
〆鯖で日本酒をやって、魚の生臭さがうまみに昇華したときにも感じるのだけど、
そういうとき、脳の奥の方が光って、花畑が見える感じがする。
死ぬ瞬間に見える景色が見えているのかもしれない。
カルボナーラは官能的だと作道さんは言っていたけど、
なるほどなと思った。作道さんは夜になっても原稿が終わらず、
ノートPCのバッテリーが切れて(心身のバッテリーも切れた様子で)、
ふらふらと帰って行き、やや心配した。
夕方に、歌人の伊波真人さんが、遊びに来てくれた。
伊波さんとは何年か前から定期的に散歩をしたりしていて、
ちょうど先週にオンライン飲み会をしたときに、
うちに来てくださいと言ったのが実現した。
そのまま金曜のライブ配信にゲストで出てもらって、
ステキブンゲイで連載をすることが決定して、
伊波さんといろいろすることになった。
遊びに来ただけなのに、こんなことになるとは。
夜、発泡酒のロング缶を片手に、伊波さんと東京駅まで歩く。
著書をいただいてしまった。とても素敵な本です。
夜中に少しずつ読みます。