また、2週間分の日記をまとめて書くことになってしまった。
9月20日(日)
作業をして、夜にYouTube配信。
22時に自転車で神田の「らくスパ1010神田」へ。
22時半に着く。毎週どこかの銭湯へ行っている。
そのことをツイートをしていたら、
このスーパー銭湯がおすすめですよと教えてもらったのでした。
そして、ここが大変よかった。
サウナは3時間コースで910円、フェイスタオル付き。
手ぶらで行けて、深夜1時までやっている。
平日は1,490円で10時間いられるコースがあって、
これだと、コワーキングスペースやリラクゼーションスペースや、
5,000冊以上の本があるスペースも利用できるらしく、やばすぎる。
銭湯としても、ぼくが求めるポイントをしっかり押さえている。
- コインを入れずに使えるロッカー
- シャンプーやボディーソープが安っぽくない
- 給水器がある
- ドライヤーが無料(しかも風が強い)
- 浴場に腰掛ける場所がある
- 洗面所にティッシュがある(綿棒もあるとなおよい)
広い銭湯ではないが、水風呂は冷たすぎず、広い浴槽は炭酸泉。
居心地がよく、2時間も滞在してしまった。サウナのテレビはNHKで、
「アンという名の少女」と「未来少年コナン」を見た。
9月21日(月)
黙々と作業をして、夜にYouTubeの配信。
脚本家・映画監督の作道さんと、撮影・編集の橋ヶ谷さん、
ブンゲイ女子の辻りりささんが来る。
この日の配信は、視聴者参加型企画で、お題に応えた小説を投稿してもらって、
りりささんが審査するというもの。とても盛り上がる。
作道さん・橋ヶ谷さんと、明け方まで飲んで夜が明ける。
もう月曜は、そういうもんなんだと思う。
9月22日(火)
作道さん、橋ヶ谷さんとカルボナーラを食べ、
夕方までうちで仕事をして、お帰りになる。
夜のYouTube配信は、特別ゲストが来るので、
社長のテンションがいつもと違う。
社長が原作を書いて、作道さんと共同で脚本を書いた映画『鬼ガール!!』の
音楽を担当された、元THE BLUE HEARTSのドラマー梶原徹也さんと、
監督の瀧川元気さんがいらっしゃっての配信だった。
THE BLUE HEARTSといえば、
「リンダリンダ」や「TRAIN-TRAIN」はだれでも(ぼくでも)
カラオケで歌ったりしたことがある有名なバンドですよね。
ぼくは「1000のバイオリン」が好きで何度も聞きました。
配信は無事にできて、興味深いお話をたくさん聞けました。
配信後に近くの韓国料理店へ行って、みなさんと焼き肉をいただきました。
梶原さんが、とても謙虚で温かみのある方で感動しました。
社長は梶原さんと話すとき、高校生にもどったようになっていました。
家に戻ってから、THE BLUE HEARTSの動画を見て、
また感動して寝ました。
9月23日(水)
いつも昼すぎに来る社長が、朝の10時頃に来る。
今日は早いですねと言うと
「ブルーハーツに恥じないようにする」
とのことだった。
そういえば、前日の韓国料理店で、店の元気な韓国のおばちゃんに
「あなた、元気ないねー!」「静かだね! 大丈夫 ー!?」
と、注文するたびに言われて、ややへこみをしたのだった。
元気がないのはいつものことだけど、昨晩は特別緊張していたのだと思う。
昼に無性にうなぎが食べたくなって、築地の千里浜へ。
前にも来て食べた、うなぎ定食。
この大きさとやわらかさで1,200円って、ずいぶん安いと思う。
帰りに図書館に寄る。
図書館の"本日返却された本"の棚は、やけに魅力的に見える。
予約本の取り置きコーナーにある、誰かが予約した本も魅力的。
なんでだろと考えた。それらの本の前後には、これまで借りていた誰かと、
これから借りる誰かという、人の気配が感じられるからではないかと思った。
人気があるって、そういうことなのかもしれない。
本を数冊借りる。
夜は、歌人の伊波真人さんが来て、YouTube配信。
伊波さんを送って東京駅まで行き、ラーメンストリートへ。
こちらも恒例となりつつあります。「斑鳩」(いかるが)、濃厚でうまい。
なんか、うまいものというか、カロリーの高いものばかり食べている。
気をつけよう。
季節の変わり目だからか、どうも手首が痛む。
18年前にスノーボードをして骨折した左手首か……、と思って、
過去の日記をさかのぼって確認したら、折ったのは右手首だった。
この左手首の痛みは何なんだ。
9月24日(木)
家にこもって作業。夕方にZoomで打合せ。
夜、図書館で借りてきた『火の鳥』の乱世編を読みはじめる。
以前に作道さんのYouTube配信にゲストで来てくださったT木さんと、
作道さんが、『火の鳥』乱世編の話をしていたから、
読んでんでおかないとと思ったのだった。
9月25日(金)
昼、無性に海鮮丼が食べたくなり、月島の「のみた家三平」へ。
ここでは決まって、まぐろと鯛の合わせ漬け丼をいただく。850円。
これもうまいし、安いんだわ。
エアコンがいらない時期。窓を開けて運河とスカイツリーを見ながら作業。
気持ちがいい。疲れたら、少し横になる。
夜、作道さんに誘われて、カルボナーラ。銀座へ。
あるでん亭 銀座ファイブ店。橋ヶ谷さんも。
生クリームを使わない本場ローマのものに近いカルボナーラらしい。
大盛りに粉チーズを足したりして食べる。
気になった点は、我々のそれぞれのカルボナーラで汁気がだいぶ異なっていたことで、
こうなると味も異なってくるはずなので、評価がむずかしいなと思った。
しかし、全員うまいと言ったから、うまいんだなと思う。
満腹になったが、さらに大盛りのファンタジア(トマトソースで、ツナとアンチョビがはいっている)というパスタを三人で分けていただく。それもうまかった。
食べ終わったあと、〆切から解放された直後でもっと遊びたそうな作道さんが、
なかなか帰りたがらず、橋ヶ谷さんに少し叱られ、
日比谷公園を散歩して、帰っていった。
帰ってから、小説家のいぬじゅんさんのYouTube配信のアーカイブを見る。
9月26日(土)
黙々と作業をして、自宅から一歩も出なかった。
なんだかんだ、やることがたくさんある。
作道さん、橋ヶ谷さんが来る。ここが捗るらしい。
バラエティ番組の編集や、映画のカット割り作業をしている。
深夜まで作業はつづき、ぼくはその横で『火の鳥』のつづきを読んだ。
9月27日(日)
夜、声優見習いのユメハさんが来て、YouTube配信をする。
本来は、ユメハさんの相方で、同じく声優見習いのモリマリさんと
二人でやるのだけど、この日はモリマリさんがお休みだった。
夜、先週も行った神田の「らくスパ1010神田」へ。
23時頃からサウナに入り、「アンという名の少女」と
「未来少年コナン」の続きをサウナで見る。
神田から銀座の方を通って、築地の、はとば公園でぼんやりする。
9月28日(月)
天気がいい。この時期が一番好きだけど、この時期は短い。
よく働いたり人生のイベントがあったりで、
生活に適度なストレスがかかっていると、
人はなぜ生きるのかみたいな根本的なことを考えずにすむみたいに、
暑さや寒さといった肉体的なストレスがあると、
精神とか神経にまで意識がいくことがすくない気がする。
だけど、いまの時期は暑くも寒くもないから、
神経がむきだしになって、いままで感じずにすんでいた
なんとも言えない、さみしさとか虚無感がいきなり出てくる。
夜、YouTubeの配信を二本立てでやった。
一本目は、フューチャーコミックスの代表取締役の石黒さんを
ゲストにお招きしてのトーク。同社は、過激なBL(ボーイズ・ラブ)の映画の製作や、
その原作コミックを配信している。BLについてや、石黒さんのこれまでについて、
たくさんお話をお聞きできた。
配信後もハイボールを飲みつつ、深夜までいろいろなお話をうかがった。
とても気さくでクリエイティブな方で、また遊びに来ていただきたいと思った。
二本目は、作道さんのYouTube配信。
創作の悩みを小説にしょうスペシャルということで、今回も視聴者参加型。
12分ほどの募集時間で、たくさんの投稿が集まっておどろく。
作道さんは、10月1日からの映画撮影のため、ずっと仕事をしていた。
9月29日(火)
作道さんとカルボナーラを求めて、カフェ ラ・ボエム 銀座へ。
カルボナーラにサラダとコーヒーがついて約1,200円。
コーヒーはテーブルでドリップしてくれる。
コーヒーを淹れてくれるウエイトレスさんに、
カルボナーラのことを聞いたら、おすすめのお店を教えてもらったが、
メモが残っていない。六本木のリゴレットというところだったような気がする。
カルボナーラは当然うまい。全体的に刺激のすくないやさしい味で、
「病み上がりに食べるなら、ここのカルボナーラ」という見解になった。
夜は、伊波さんと配信して、ラーメン「つじ田 味噌の章」
味噌なのに、あっさりしていてうまい。
ラーメンストリートのなかで、いまのところもっとも好みかもしれない。
9月30日(水)
昼前に起きて、冷凍ご飯を使って炒飯を作る。コールスローも作った。
ケンタッキーのコールスローが好きで、作り始めて1年以上経った。
たぶん、ケンタッキーのコールスローは超えたのではないかと思う。
いや、超えたというか、自分好みにしただけなのかもしれない。
この日は、にんじんがなかったので、完全なものではない。
水曜日だったので、「水曜日のネコ」というクラフトビール。
寒くなってしまって、外でビールを飲めるのもあと何日かと、さみしく思う。
10月1日(木)
お昼前に社長が、
「やっぱり肉食わなきゃダメだよ!」
と言って、両手を広げたぐらいの大きさのステーキ肉を数枚買ってきた。
急に肉を食べたくなったら、ちょうどスーパーで4割引になっていたらしい。
夕方にひとり一枚を焼いて、がつがつ食べた。
肉と米。うまかった。
10月2日(金)
昼に社長と外へ。新川のオフィス街の辺りを歩く。
うまそうな焼鳥重があったので入る。とてもうまかった。
夜の焼き鳥もさぞかしうまいだろうと思う。
天気がよく、川沿いを散歩しながら自宅へもどる。
いつも夜しか出歩かないので、この辺りは人がいないものと思っていたが、
実はオフィスビルが密集していて、昼間は会社員が多いことがわかった。
昼休みの時間帯、公園も川沿いも会社員たちでいっぱいで、
読書をしたり、横になったり、お弁当を食べたり、ストレッチをしたり、
思い思いにすごしているのを眺めていたら、
ぼくも半年前までは、オフィスビルの下の広場で、
同じようにすごしていたなと急に懐かしくなった。
で、いまさら、ぼくは転職したんだという実感がした。
会社員という感じとは、やや違ったかたちの転職で、
不安なような清々しいような複雑な気持ちになった。
このときの空気感が、社長の初期の小説に描かれた感じに近いと思ったので、
そのことを社長に伝えると、
「そうか〜?」
という反応だった。
木を見たら、たくさんハトが止まっていておどろいた。
夜まで仕事。この頃、我ながらちゃんと働いているなと思う。
ふたたび新川の方へ社長と飲みに出かけた。BAR 酒坊主。
店名から、きっとマスターは坊主なんだろうなと思ったら、その通りだった。
酒坊主は声がでかくて豪快、という勝手なイメージを持っていたが、
すごく控えめな静かなマスターで、外装も内装もおしゃれだった。
ベルというウイスキー。ボトルがベルの形。
そのあと、ポラリスへ。カルボナーラのチーズと卵に豆板醤をまぜて辛くした、
「辛ボナーラ」という新メニューをいただいた。たいへんうまかった。
10月3日(土)
数日前に作道さん・橋ヶ谷さんが泊まりで準備をしていた映画の撮影があり、
それに出演するために、埼玉県和光市へ出かけた。
俳優の六角精児さんに話しかける役で出させていただいた。
髭男爵の山田ルイ53世さんとも少しやりとりができた。
山田ルイ53世さんとは、これまでに2回接近していて、
- 2008年:M-1グランプリの予選。出番が髭男爵の直後だったので、山田さんのすぐ後ろに立っていた。
- 2013年:エクストリーム出社で大竹まことさんのゴールデンラジオに出たとき、山田さんが作家としてスタジオにいらした。
そして、2020年。喫茶店のマスター役の山田さんと、
お客さん役でセリフのやりとりをした。
山田さんはぼくのことを覚えていないと思うけど、
サブリミナル的に、しーなねこが数年おきにインプットされている。
だれかわからないけど夢に出てくる不気味な人みたいな存在になりたい。
作道さん・橋ヶ谷さんをはじめ、スタッフのみなさん、
出演者のみなさんのプロの仕事を見ることができて感動した。
六角精児さんも山田さんも、場を和ませてくださって、
とてもよい雰囲気でした。完成が楽しみです。
10月4日(日)
小説投稿サイトの投稿作品で、作者の方たちとやる読書会。
8月から毎月やっていて、これで3回目。来月で最終回。早いものですね。
今回も力作揃いで、読み応えがあった。
作品を読んで、あらすじをまとめて、
これはどういう小説なのか考えて、感想を書くという作業は、
脳の普段使わないところを使っている感じがして心地よい。
夜は声優見習いのユメハさん・モリマリさんが来て、YouTube配信。
そのあと皆で食事へ。肉バル。
急に寒くなったからか、風邪気味になってしまった。
みなさんお体お大事におすごしください。